「人とくるまのテクノロジー展」はブースの裏に発見がある

「人とくるまのテクノロジー展」はブースの裏に発見がある

「人とくるまのテクノロジー展」が、3月20日~22日、神奈川県・パシフィコ横浜で開催された。これは公益社団法人日本自動車技術会が主催する自動車技術の展示会で、自動車業界の最新技術と製品が出展されている。今回も3日間の会期で8万7000人の来場者を数え、大盛況であった。

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Hitotokuruma

 ブース出展は500社以上と非常に多い。来場者が多すぎて写真ではよく見えないが、トヨタはFCVのミライ関連の出展。日産は自動運転車両を展示するなど、もちろん自動車メーカーも各社自慢の最新モデルを出展する。

  

 ホンダは2輪用のエンジン類、そして発売されたばかりの新型ステップワゴンを展示。その片隅では、昨年発売を開始した電動の除雪機「YUKIOS e!」を展示&デモンストレーションを行っていた。

 これはブレード除雪機というもので、雪を押し出すブレードを持ったモデルで、体験では35kgもの雪に見立てた重石を難なく押し出すことができる出力の高さをアピールしていた。

 電動駆動ではあるが、内燃機関と同等の出力を持っているという。バッテリーは、持ち運びが容易にできるような大型グリップ付となっている。

 スズキのブースは、アルトターボRSの展示を行いつつも、ホンダ同様、その裏側では、マリンの船外機が展示されていた。その船外機の排気量は、スズキが販売する車両用よりも大きい。

 スズキのマリン事業では、現在2psから300psまで、排気量でいえば最小68ccから、4LV6モデルまで、全29機種をラインナップしている。

 今回展示されたのは、4ストローク・フューエルインジェクション採用のリーンバーン制御システムを搭載した2867cc直列4気筒のDF200Aのカットモデル。DF200と聞くと、スズキにそんなオフロードバイクもあったな、と思ってしまうのだが、これとは全く別。スズキの船外機はすべてDFというシリーズ名が付けられているのだ。
このDF200A、既存のV6エンジンモデルとパワーと性能を同等としながらも、大幅な軽量化(マイナス約30kg)を実現。さらにイモビライザー機能付きのキーレススタートシステムを選ぶことも可能としているのだ。

 このイベント会期の初日に正式発表を行った新型ロードスターを展示したマツダブース。もちろん、ブース中央にはロードスターが鎮座し、入るのもひと苦労といった混雑ぶり。こちらは、正面側ではとても技術解説ができないと最初から見越していたのか、なんとブースの裏側(下左写真の左側奥)にも展示スペースが設けられていた。アダプティブLEDヘッドライトの解説パネルとその模型展示(下右写真)が、この裏側の展示スペースに設置されていた。

  

 三菱自動車のブースは、一見アウトランダーPHEVのカットモデルの説明だけかと思いきや、上の写真の右奥に立てられたパネルの裏側に、発売前のアイテムが隠されるように展示されていた。これはApple CarPlay対応のスマートフォン連携ディスプレイオーディオ。まだ、ライン装着の純正オプションモデルで、正式発表前だという。

  

 通り一遍で取材していると、見過ごしてしまう、そんなひっかけ満載(?)の「人とくるまのテクノロジー」展。なかなか手ごわいのである。

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