「ル・マン24h」ヨーロッパ方式を取り入れたアウディのパブリックビューイング

■AudiパブリックビューイングをAudi Forum Tokyoにて開催
モータースポーツ中継でお馴染みのスポーツ専門テレビ局「J SPORTS」主催のル・マン24時間レースのパブリックビューイングが東京・渋谷区にあるAudi Forum Tokyoで開催された。
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これまで、アウディはル・マン24時間レースで破竹の5連覇を成し遂げ、今年はパワートレーンを強化したR18eトロン・クワトロを投入。6連覇を懸け挑んだ2015シーズンであったが、序盤こそポルシェとの競り合いを見せたものの、マイナートラブルでのピットインにより、後退してしまう。
そんな中、事前募集でシートを勝ち取ったラッキーな参加者75組150名が19時半のドアオープンを待ち望みアウディフォーラムの前に列を作った。

パブリックビューイングには、MCにJ SPORTSのサッカー実況などでもおなじみのフリーアナウンサー中村 義昭さん、レーシングドライバーや日本カーオブザイヤー選考委員としても活躍するDJピストン西沢さん、さらにル・マン24時間レースの参戦経験もある服部尚貴さんという豪華なゲストがラインナップ。ゲストによるル・マンの歴史やレギュレーションの解説に参加者が熱心に聞き入る様子が印象的だった。
会場内ではアルコールを含むフリードリンクが提供されたほか、ラウンジでは有料にて食事の用意もされた。
ドリンクメニューには「Audi R18 e-tron quattro」や「Audi ultra」といったパブリックビューイングのために用意されたスペシャルカクテルのほか、ビール、ワイン、ソフトドリンクが来場者の気分を盛り立ててくれた。途中、参加者のみでゆっくりレースを観戦する時間も設けられ、アルコールを片手に大画面でゆっくりと観戦するなど、各が好きなスタイルで過ごしていた。

レース終了10分前に、再びゲストが登壇。参加者とともに観戦した。ご存知の通り、アウディは連覇とならなかったものの、見事3位でゴール。ポディウムを獲得した。ゴール後はアウディのパブリックビューイングでは恒例となったピストン西沢さんの音頭による乾杯が行われ、参加者にはシャンパンが振舞われた。イベント締めくくりには抽選会が行われ、WEC 富士6時間耐久レースのチケットをはじめ、J SPORTSオリジナルGショックなど豪華賞品が用意されていた。

今回印象的だったのが、優勝したポルシェがチェッカーを受けた際、ライバルでありながら会場からは拍手が起こり、レースに対する参加者の意識レベルの高さだ。アウディフォーラムでのパブリックビューイングは毎年恒例となっているが、ゲストのピストン西沢さんによれば「パーティースタイルはまさに本場ヨーロッパでの観戦スタイル」といえるそうだ。来年の開催も期待したい。
<レポート&写真:井元貴幸>
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