【パイクスピーク2015】男の絆だけで集まった熱き日本人チーム

【パイクスピーク2015】男の絆だけで集まった熱き日本人チーム

 カワサキのバイク「Z1000MKII」で、テイスト・オブ・フリーランス、テイスト・オブ・ツクバで何度も優勝を果たし、アメリカに渡ってデイトナでも結果を残している新井泰緒選手。今年もパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2015に挑んでいる。パイクスピーク初参戦となる2014年は、カワサキZ1に乗る高野昌浩選手とともに、東京都足立区千住でバイクショップを営む岩野慶之さん率いるチーム・ブルーサンダースの一員だった。今回は、新井選手のみの参戦となる。

Arai005

 新井選手は、個人参戦ではなくチームという形態でエントリーしている。メカニックは、ブルーサンダースの岩野さんがチーフメカニックとして同行するが、そのほかのメンバーがおもしろい。ブルーサンダースと同じレースで戦っているライバルショップのメンバーや、全日本選手権を走るライダーなどがいるのだ。
新井さん曰く「友人の集まり」という。

Arai001新井選手と岩野メカに、周りがおもしろそうだと集まってきて成立してしまったグループ、といった感じだ。非常に”オトコクサイ”メンツが揃っているがギスギスした雰囲気もなく、かといって和気藹々といった感じもない、好きな者同士が集まっている、非常に不思議な雰囲気を持つチームである。

 新井選手のバイク1台を走らせるのには、十分すぎるほどのメンツが揃っているわけだが、パイクスピーク100周年となる来年は、さらにこのグループに加わりたいというメンバーが増殖中で、どうしたものか、という状態らしい。

 マシンは、前回同様FCRキャブ(燃料噴射装置)をチョイス。電子制御で空気量と燃料を調整できるインジェクションではなく、アナログなキャブレター車で空気の薄い標高4301mに挑むのである。今回は、前年のデータを基に、もう少し扱いやすくということでトランスミッションをクロスレシオ化。さらには従来はいつでも公道走行ができるのが前提で、すぐにヘッドライトやウインカーなどを装着できるようにしていた。しかし、今回はもう少しレース寄りに考えを改め、配線類をスッキリとさせたりもしている。

「なにしろ前回は初めて尽くしだったんでね。でも今回は2年目。さらに来年は100周年の記念イベントになりますから、繋ぎというのも変なんですが、昨年の経験をもとにいろいろと試すことにしています」と新井選手はいう。

 昨年は、今回と同じパイクスピークチャレンジ(UTV/エキシビジョン部門)に参戦し、クラス2位(11分33秒613)という結果だったが、今回狙うは10分台、である。

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