コレってどうやって使うの?工具珍百景

コレってどうやって使うの?工具珍百景

 自動車整備に欠かせないツールなどの展示会「第34回オートサービスショー2015」が東京・ビックサイトで開催され、珍しい道具はないものか?と興味津々で潜入調査!

■切って、つかんで、離さない!

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KTC 最初に潜入した「KTC」。パッと見る限り普通の工具しかなさそうだと思っていると、なにやら人だかりができているではないか! 群衆の最後方で背伸びして見たら、タイラップをチョキチョキ切っているだけ。普通のニッパか!と肩すかしを食らった気分で通り過ぎようとした時、人々の反応が熱いことに気づいた。

 えっ? タイラップの切った側が飛び散っていない。通常、タイラップを切った際、余分な部分は飛び散るものだ。しかし、ニッパに付いているではないか! いや、正確には掴んでいる。KTC

KTC その名は「バンドホールドニッパ」。➀タイラップを切る、➁余分な部分を掴んで離さない、➂ロック部分は平らにカットしてケガを防ぐ。実に一石三鳥の優れものだ。これならゴミは散らからず、カット面で指先を切る、なんてこともおさらばだ。加えて専用の刃先を用意する、とても贅沢なニッパに出合えた。

  

  

■鈍い光を放つゴツいやつ!?

TONE

 続いて「TONE」へ。グッドデザイン賞を受賞したツールが並ぶ中、「なんか、ゴツいのがこっちを向いてる」と、おそるおそる見た。なんだ? この鈍い光は! 筆者の目は釘付けになった。聞けば「電動タイヤレンチ」という。

TONE だが、デカい! こんなデカいタイヤレンチは見たことない。機関銃の間違いではないかと問うと、大型トラックやバス用で、飛行機のボルトを止める機械が原型とのことだ。

 まあ、これだけなら大型のタイヤレンチで終わるが、よく見れば別体の機械が! この装置でトルクを設定すれば、後は自動で設定値まで締めてくれるというからすごい!

 見た目に違わず重量もヘビー級。男ならこれぐらい使いこなせねば!と憧れを抱かせる逸品だ!

  

  

■イボイボでどこをぐりぐり?

ヤマト自動車

 細かいハンドツールが所狭しと並ぶ「ヤマト自動車」でひと際異彩を放つのが、このイボイボツールだ。「お菓子? グミにしか見えん!」と手に取ってみた。

「シリンダーポリッシャー」と名付けられたこの道具は、エンジンのシリンダーの側壁を磨くためだけに使用可能というから驚きだ! 塩害や雪害、長年使わずにサビたシリンダーの側壁をいとも簡単に新品同様に磨き上げる。

 素人がエンジンを開けるなどあり得ない話だが、これを知った今、無性に挑戦したくなった。素材やサイズバリエーションも豊富で全25種類を用意して、きめ細かいニーズに応えている。

  

■直すつもりが傷口を広げがちな作業を楽チンに

アストロプロダクツ

 飛び石などで潰れたラジエーターのフィンを平らに戻す作業に喝! ハンドツールのパイオニア「アストロプロダクツ」が用意したのは、「APラジエーターフィン・ストレーナー」だ!

アストロプロダクツ 潰れたフィンをテコの原理でグイっと簡単に引き戻す優れもの。しかもプラスチック製なので、他のフィンを傷めずに済む。6サイズを用意しあらゆるフィンサイズに対応する。

 マイナスドライバーでホジると本来直すべきところ以外まで潰していまうことも多々。めったには使わないが、持っていると便利! という道具でした。

 遊び心を満たす専用ツールの世界は奥が深く、知れば知るほどじつに楽しくなる。

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