300台限定!大人の上質スポーツカー【スバルBRZ tS】

300台限定!大人の上質スポーツカー【スバルBRZ tS】

■BRZ史上最高に愉しい走り!
tS第2弾は300台限定!!

 発売から3年以上の月日が経過したBRZに、STIによる新たなるコンプリートモデル“tS”が加わった。STI(スバルテクニカインターナショナル)とは、ご存じのとおりスバルが持つチューニングブランド。これまでもtS(tuned by sti)以外に、STIのエンブレムをつけたクルマをBRZ以外にも多く輩出。それはいずれも速さやタイムにとらわれることなく、走りのテイストをとことん追い求めたクルマが多い。

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BRZ

 今回のBRZ tSもまた同様である。だが、その造り込みはかなりマニアックだ。じつはBRZ tSは2013年にも限定販売されたことがあるが、その時よりも地道な進化を果たしている。
ポイントは、D型まで進化(※スバル車は改良に応じてA型からアルファベット順に表記される。つまり現行のBRZは発売時のA型からB型→C型→D型へと改良が行なわれている)したベースモデルを使用していること。さらにダンパーメーカーをビルシュタイン製とし、フロントサスペンションを倒立式に変更。そして、フレキシブルVバーと呼ばれる新たなる補強パーツを奢っている点である。
またインパネやトランクトリム、そしてドアに配されたインシュレーターによって、静粛性を高めていることにも注目したい。

2015年モデルでは、フロントストラットとバルクヘッドの距離があるBRZの車体構造に合わせ、ピロボールを組み込んだ「フレキシブルVバー」に形状を変更。衝突実験も改めて行われ、安全性を確認している
2015年モデルでは、フロントストラットとバルクヘッドの距離があるBRZの車体構造に合わせ、ピロボールを組み込んだ「フレキシブルVバー」に形状を変更。衝突実験も改めて行われ、安全性を確認している

 走りは、前モデルのようなリヤに荷重が乗り過ぎた安定指向という印象はない。かなりリニアにクルマ全体が反応する感覚だ。
ステアリングを微操舵すれば、即座にリヤサスペンションが反応をはじめる。これが新しいtSの真骨頂。応答遅れなど存在せず、ステアリングに感じる剛性感も高い。かなりレーシーな仕上がりだが、それでいて簡単にテールが流れてしまうような危うさはない。リニアな反応と確かなグリップが、見事に共存しているのだ。
荒れた路面を低速で走行すると以前よりもややコツコツとした乗り心地で、スピードレンジが高い状況のほうがマッチしているだろう。ただ、ここまで足まわりを引き締めた感覚がありながら、静粛性が高まっていたところは、オトナのスポーツカーというイメージだ。

2013年モデルのtSは、フロントサスペンションの車体取付部左右を結合するストラットタワーバーを分割し、リンクボールを中央に入れる「フレキシブルタワーバー」を採用
2013年モデルのtSは、フロントサスペンションの車体取付部左右を結合するストラットタワーバーを分割し、リンクボールを中央に入れる「フレキシブルタワーバー」を採用

 BRZ tSは、エンジンチューニングをしてタイムを稼ぐようなクルマではない。けれども、そこには速さだけでは語れない走りのテイストが凝縮されているように感じられた。

 なお、BRZ tSは、限定300台で、受注期間は2015年10月12日までとなっている。

■主要諸元表

グレードBRZ tS 6速MTBRZ tS 6速AT
全長×全幅×全高(mm)※参考値4260×1775×1310
ホイールベース(mm)2570
車両重量(kg) ※参考値12401260
エンジンタイプ水平対向4DOHC
総排気量(cc)1998
最高出力(kW[ps]/rpm)147[200]/7000
最大トルク(N・m[kg-m]/rpm)205[20.9]/6400-6600
燃料種類プレミアム
サスペンション 前/後ストラット/ダブルウイッシュボーン
ブレーキ 前/後ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ225/40/ZR18
車両本体価格(万円)399407.1

  

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