2017年のWRC車両規定改訂でハイスピード化するか?

2017年のWRC車両規定改訂でハイスピード化するか?

 トヨタの参戦で注目を集めるWRCだが、FIAはその復帰のタイミングにあたる2017年にレギュレーション変更を予定。新しい車両規定の導入を検討しており、5月22日〜24日に開催されたWRC第5戦「ラリー・ポルトガル」の会場においても“スーパー・ワールド・ラリーカー”と呼ばれる次期主力モデルについていろいろな噂が飛び交っていた。

2011年よりWRCは1600ccターボを搭載したWRカーでタイトルが争われているが、2017年にテクニカルレギュレーションを一新。Bセグメントをベースにより大胆なエアロフォルムが採用される見込みだ
2011年よりWRCは1600ccターボを搭載したWRカーでタイトルが争われているが、2017年にテクニカルレギュレーションを一新。Bセグメントをベースにより大胆なエアロフォルムが採用される見込みだ

 WRCは2011年より1600ccの直噴ターボエンジンを搭載したワールド・ラリー・カー(WRカー)をトップモデルとして採用している。各部門でタイトルが争われているが、グループR規定の導入に合わせてR5規定モデルが普及。同モデルはWRカーと酷似したシルエットを持つことから、FIAはWRカーに特別な存在感を与えるべく、2017年に導入される車両規定はBセグメントではなく、Cセグメントへの回帰を検討していたという。
このアイデアはマニュファクチャラーの反対で廃案となったようだが、R5規定モデルとの差別化を図るべく、FIAは2017年に現在のWRカーをさらにアップデートしたスーパーWRカー規定の導入を検討しているようだ。
ベースモデルは現在のBセグメントと代わらないものの、DTMマシンのように大胆な空力フォルムが採用される見込みで、エンジン排気量も2000ccに拡大される模様。とはいえ、このプランに異議を唱えるマニュファクチャラーも多く、二転三転する可能性も高いだけに今後の動向に注目したい。

 <レポート&写真:廣本 泉>

 2015年5月30日 2017年WRCで復活するトヨタ体制に元WRCチャンピオン起用のウワサ
https://www.webcartop.jp/2015/05/9650

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