突如、千葉に表れたアメリカングラフィティーな空間

突如、千葉に表れたアメリカングラフィティーな空間

 5月31日に千葉県長生群長柄町のロングウッドステーションで『2nd Street Rod Nationals Plus 2015』が開催された。

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2nd Street Rod Nationals Plus 2015

 このイベントは、1972年までに生産されたアメリカ車を対象にしたカーショーで、参加車両は関東エリアを中心に100台ほどが集まったが、中には遠く中部や関西、北陸からのエントリーもあった。その多くが1948年までに生産された「Street Rod(ストリートロッド)」と呼ばれるHotRod(ホットロッド)マシンが約半数近くを占めていた。

『コンマ23T』と名付けられたドラッグマシン。エンジンは350のライトチューンで350hpほどを叩き出す。軽い車体のため0-400m10秒台のタイムを叩き出す
『コンマ23T』と名付けられたドラッグマシン。エンジンは350のライトチューンで350hpほどを叩き出す。軽い車体のため0-400m10秒台のタイムを叩き出す

 このイベントを主催するのは松戸市の「ANDY’S Rod Work」、横浜市の「DEUCE FACTORY」などの1930~1960年代のアメ車カスタムを得意とする専門店、戦前のフォード・モデルAやモデルBなどのカスタムマシンの愛好家たちで結成されたStreet Rodオーナーズクラブの「OSCA」。
会場にはDEUCE FACTORYの笠井俊一代表やアメリカン・カスタムカルチャーの専門誌『Crusin’』(スキゾクラブ刊)の歴代編集長、そして日本におけるカスタムカルチャーの草分け的なショップである『MOON EYES』のシゲ菅沼代表などの姿もあり、わが国のアメリカン・カスタム界のビッグネームが顔を合わせた。

特設ショートコースによる「Slow Auto Cross」。コースを2周してジャスト1分にもっとも近いマシンが勝ちという競技。安全かつスローペースのイベントながら白熱した接戦が展開された
特設ショートコースによる「Slow Auto Cross」。コースを2周してジャスト1分にもっとも近いマシンが勝ちという競技。安全かつスローペースのイベントながら白熱した接戦が展開された

 ちなみにMOON EYES(ムーンアイズ)とは、黄色のバックに目玉のマークでお馴染みの米国の伝説的なカスタムビルダーのディーン・ムーンが立ち上げたカスタムパーツブランド。ホットロッドやカスタムVW向けのスペシャルパーツを多数販売する。日本では1983年に菅沼繁博(シゲ菅沼)さんによって横浜でブランド展開を開始し、ディーン・ムーンが死去してからは本国のムーンアイズを吸収し、日米でカスタムビジネスを展開している。

 会場は、良くあるアメ車のイベントとは趣がだいぶ異なり、BGMにハードロックがガンガンに流れることはなく、バーンナウト(ゼロヨンなどでリヤタイヤを温めるために空転させること)する車両もおらず、来場者によるバーベキューもNG。ちょっとお堅い感じもするが、そんなことはない。会場の一角にパイロンを並べて1周100mほどのショートコースを用意し、そこをジャスト1分間で廻るというタイムトライアルが開催されて盛り上がっていた。

  

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