日産GT-Rが往年のボディカラーで挑むル・マン24時間レース

日産GT-Rが往年のボディカラーで挑むル・マン24時間レース

前輪駆動を選んだNissan GT-R LM NISMOが動き出した

 日産は、5月31日にサルトサーキットで行われたル・マン公式テストで、6月13日~14日に開催される「ル・マン24時間レース」の決勝レースに向けたテストプログラムを消化した。

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 テストを行った3台のNissan GT-R LM NISMOは、ル・マン独特のコースにマシンを合わせるため、大掛かりなテストプログラムに臨んだ。

 決勝前に膨大なテストを消化するために、3台はそれぞれ異なる内容のテストを進めたが、終盤にはインターミディエイトタイヤを履いて走行したヤン・マーデンボローが好タイムをマーク。4分を切ったのはこの他に1台しかいなかったこともあり、Nissan GT-R LM NISMOが見せた周回ペースにチームも満足な結果となった。

nissan ちなみに21号車、22号車、23号車、3台のうち21号車には25年前、グループC最盛期に、マーク・ブランデルがル・マンで3分27秒020というタイムを記録しポールポジションを獲得したマシンが「Nissan R90CK」がまとったブルーのカラーリングが施されている。
このマシンは、昨年のSUPER GTチャンピオンである松田次生(日本)と、GTアカデミー勝者のルーカス・オルドネス(スペイン)、マーク・シュルツイスキー(ロシア)の3人がステアリングを握る予定だ。

ル・マンの表彰台とともに、1980?1990年代のグループCやIMSAでの活躍を思い出させるNissan R390。ファンの中で根強い人気のあるブルーカラーはこの時代からの伝統だ
ル・マンの表彰台とともに、1980~1990年代のグループCやIMSAでの活躍を思い出させるNissan R390。ファンの中で根強い人気のあるブルーカラーはこの時代からの伝統だ

 21号車がオマージュしたNissan R90CKが当時のカーナンバー#24をつけ、過去のポールポジション獲得マシンとしてル・マンのスペシャルパレードに登場する予定。Nissan R90CKのドライバーには、そのタイムを記録したマーク・ブランデルが努める。当時のマシンと当時のドライバーという組み合わせの豪華なパレードにも注目だ。

  

nissan また、この公式テストではLM P3マシンも参加。このため、2016年のル・マン参戦意向を表明し、日産のドライバー育成プログラムのA級研修生として研鑽を積んでいる自転車競技メダリストのクリス・ホイも、この日初めてル・マンのサーキットでの走行を果たした。
LM P3マシンのステアリングを握ったクリス・ホイ。初めてのル・マンのサーキット走行を終え「何もかもが予想していた通り、いえ、それ以上でした」と述べた。

 さらに、この日は2014年GTアカデミー・ヨーロッパの勝者ゲイタン・パレトウも、自身初となるル・マンの走行に臨んだ。レーシングドライバーとしてまだ10ヶ月というパレトウだが、この日のテストデーではグリーブス・ギブソン・ニッサン LM P2マシンを駆り、プロフェッショナルな走りを披露。「ル・マンでテストできることになったと聞いた時、本当に興奮しました。その気持ちは間違っていませんでした。このコースは魔法のようです! 最も難しいコースという訳ではありませんが、本当に感動します。」と語った

 決勝直前のテストで満足な結果を得られたNissan GT-R LM NISMO。そのマシンのFFという駆動方式などにも注目が集まるが、日産の伝統を感じることのできるスペシャルカラーや、当時のマシンが登場するスペシャルパレードも必見だ。

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