車イス・ドライバーが乗りやすいクルマって?【三菱アウトランダーPHEV・その1】 (1/3ページ)

車イス・ドライバーが乗りやすいクルマって?【三菱アウトランダーPHEV・その1】

■クルマがあればアクティブな生活ができる

 下肢障害を持つ僕は足を踏ん張ることができない。通常、運転している人ほとんどの人は、コーナーを回る時、ブレーキを掛ける時、アクセルを踏む時、無意識的にどこかに力を入れて身体を支えている。
私も健常の時には意識していなかった。ところが、車イスになってからというものの、ブレーキを掛けるときには非常にスムースにブレーキを掛けるようになった。それはなぜか? 足で踏ん張って身体を足で支えることができないからだ。

 このようなことが理解できた僕だからできる「車イスの人が気持よく乗れるクルマとは?」という視点で、試乗インプレッションをお伝えしたいと思う。
おそらくこのレポートは、健常な人にとって他山の石と思われることだろう。しかし、年を取って車イスを使わざるを得ないことになっても、クルマが運転できればアクティブに生活できる。クルマは、まさに「第2の足」なのである。

 今回、試乗したのは三菱『アウトランダーPHEV』。このクルマと初めて出会ったのは、タイやラオス、カンボジアの奥地の悪路を5日間で2000km走破するアジアクロスカントリーラリーだった。そのときは「モーター駆動を主とするアウトランダーPHEVで、この過酷なラリーを走るのは難しいでしょ?」 と、たかをくくっていた。ところがどっこい、アウトランダーPHEVは2年連続で完走し、信頼性の高さは実証済み。しかも、僕らと一緒かそれ以上な成績を残していたのだ。

青木拓磨:かつて二輪(オートバイ)の頂点を争っていた世界的レーサー。将来を嘱望されていたが、1998年の転倒事故で下半身不随となり車いす生活に。しかしその後、不屈の精神で四輪へと転向し、パリダカラリーなどに挑戦。現在はル・マン24時間耐久レース参戦を目指し活躍を続けている
青木拓磨:かつて二輪(オートバイ)の頂点を争っていた世界的レーサー。将来を嘱望されていたが、1998年の転倒事故で下半身不随となり車いす生活に。しかしその後、不屈の精神で四輪へと転向し、パリダカラリーなどに挑戦。現在はル・マン24時間耐久レース参戦を目指し活躍を続けている

  

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