高い快適性と静粛性を兼ね備えたSUV用タイヤ[ジオランダーG065]

高い快適性と静粛性を兼ね備えたSUV用タイヤ[ジオランダーG065]

■セダン用タイヤに求める性能をSUV用に注入

 タイヤは特にそうだが、新商品と従来品を比較してこそ、どこがどう変わったのか? 比較試乗することで進化がわかる。
中〜大型クロスオーバーやSUVの足もとを支えてきた代表ブランドというと、横浜ゴムの「ジオランダー」の文字が思い浮かぶ。それが、実に9年ぶりにモデルチェンジでH/T SからH/T G056に進化した。
試乗会には、新旧を比較試乗するために、ランドクルーザープラドにH/T S とH/T G056を装着した2台を用意されていた。ここでは狙いや効能よりも先に、走行フィールの違いから話す。

【関連記事】【試乗】濡れたサーキットをものともしない圧倒的な「安定感」! S660モデューロXバージョンZの最強っぷり

メイン

 いまやこの手のタイヤに一般ユーザーが求めるものはセダン用タイヤとほぼ変わらない。摩耗、乗り心地、音、燃費、ハンドリングとなる。ならば新商品のG056、ユーザーに合ったタイヤ作りを実践した。あらためて従来のH/T Sに乗ると、ステア操作初期は、操作後にタイヤが捩じれてから応答する。つまり転舵から曲がるまでにわずかな間がある。
応答性、という意味ではH/T Sはけして古さを感じさせないが、捻れやヨレ感という操作に対する正確性ではマイナス。

試乗車として用意されたのはトヨタ・ランドクルーザープラド。従来品であるジオランダーH/T Sを装着したモデルと、新作となるジオランダーH/T G056を履いたモデルが用意され、比較試乗を行なった
試乗車として用意されたのはトヨタ・ランドクルーザープラド。従来品であるジオランダーH/T Sを装着したモデルと、新作となるジオランダーH/T G056を履いたモデルが用意され、比較試乗を行なった

 新しいG056は?
ステア操作に捻れ感やヨレ感がなく転舵した舵角に忠実に正確に応答して曲がる。大型SUVは、タイヤが応答したはいいが、その後の姿勢の収束の遅れがふらつきの原因にもなる。そこをG056は押さえ込んでいる。
さらに60km/h付近で感じるパターンノイズの違い。”シャーがハー”に変わり耳障りではなくなった。これは、各ブロックの長さを変化させたことが効いている。
高速コーナリングやレーンチェンジ時のふらつきに対して、トレッドとサイドの剛性を高めた構造と接地形状も大きく貢献。
H/T Sに対して耐摩耗性21%、姿勢の収まり13%向上。パターン13%、ロードノイズ7%、転がり抵抗は4%低減と、他の性能も含めて、中〜大型SUVでユーザーが気にする部分を徹底したG056。その進化は明快だった。
横浜ゴムには、このほかクロスオーバー&小・中型SUV向けの「ジオランダーSUV」、オールラウンド用の「ジオランダーA/T-S」、オフロード用として「ジオランダーM/T+」、スタッドレスの「ジオランダーI/T-S」というラインアップを揃えている。日本国内で販売されているSUVに広くカバーするサイズラインアップをもち、多彩なニーズに対応している。

 <レポート:桂 伸一>

ハイウェイレテーンタイヤの「ジオランダーH/T G056」
ハイウェイレテーンタイヤの「ジオランダーH/T G056」

■タイヤサイズ一覧

285/50R20 112V
245/60R20 107H
285/60R18 116H
275/60R18 113H
265/60R18 110H
265/65R17 112H
265/70R17 115S
255/65R16 109H
275/70R16 114H
265/70R16 112H
245/70R16 111H(エクストラロード規格)
265/70R15 112H
215/70R15 98H
215/80R15 102S

 (全14サイズ/オープンプライス)

画像ギャラリー