未来の保育士を曙ブレーキが支援!女子寮を新築

未来の保育士を曙ブレーキが支援!女子寮を新築

■44年前から保育士を目指す女性に仕事と住まいを提供

自動車用に限らず、二輪、鉄道のブレーキおよびその構成部品・関連部品の製造・販売・研究開発を行なう曙ブレーキ工業。そのグループ会社である曙ブレーキ福島製造(以下、福島製造)には、「桃苑寮(とうえんりょう)」という女子寮がある。

ここは、3年間働きながら学校に通い学ぶ勤労学生(保育士免許取得を目指していることから「保専生」と呼ぶ)を支援するために建てた寮で、福島製造が稼動した1971年に稼働。高校を卒業したが専門学校へ行けない女性のために、昼は福島製造で仕事、夜は学校に通い、さらに寮を提供するということなのだ。
じつは、
曙ブレーキでは、女性の社会進出を支援するために、1965年より勤労学生制度を導入している。

多くの卒業生を輩出した桃苑寮だが、さすがに建設から44年という月日による老朽化は隠しきれず、新築することになった。その新築工事着工にあたり、76日に地鎮祭を実施されたのだ。

桃苑寮完成予想図
桃苑寮完成予想図
地鎮際では鍬入れ式が行われた
地鎮際では鍬入れ式が行われた

諏訪神社宮司によって執り行われた地鎮祭には、曙ブレーキ信元 久隆社長をはじめ役員および社員が参加。さらに、施工関係の亀岡工務店・亀岡社長、プランテック総合計画事務所・来海社長、来賓として福島県伊達郡桑折町髙橋町長、福島学院大学菅野理事長など、総勢60名が参加した。

地鎮祭でスピーチをする信元社長
地鎮祭でスピーチをする信元社長

式典では、「福島製造で保専生制度を始めてから44年の歳月が流れ、この桃苑寮から1500名以上が立派な社会人として巣立ち、社会に貢献しています。今回、単に建屋を新築するということではなく、今まで以上に素晴らしい人財を育てるための環境を提供することで、私共社員もその人財から学び、福島製造自体を変革していきたいと思っています。そのことから新・桃苑寮のコンセプトを『保専生の夢と曙ブレーキの夢をかなえる場』としています。このコンセプトを実現するためにも、人にも環境にも優しい木造建築とし、日中は自然光で過ごせるトップライトを、基礎には天然の石を砕いたエコ地盤を採用するなどの様々な工夫を施した建屋としています」と信元社長がスピーチ。この卒業生から企業が学ぶという表現をしているのは、東日本大震災で被災した2011年にここを巣立って行く人たちが、福島製造に感謝と人を思うことを伝えたことがあったからかもしれない。

企業が人を育て、人が企業を育てる。曙ブレーキグループは、まさにブレーキ関連だけでなく人材育成のリーディングカンパニーといっても過言ではないだろう。

ちなみに木造2階建の桃苑寮の竣工は2016年2月。来年春に高校を卒業する人たちの受け入れには間に合うようだ。

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