トヨタ・ドライバー育成プログラムが早くも開花した!?【全日本ラリー】 (2/2ページ)

トヨタの育成プログラムの成果が早くも発揮?

 デイ2(第2日目)ではさらにドラマが起きた。JN6クラスは首位の新井敏弘を追う炭山裕矢や勝田範彦のマシンにトラブルが発生。一方でトヨタの育成プログラムに選抜された新井大輝(新井敏弘の長男)が、インプレッサWRX STI(先代モデルの5ドア)で猛追を開始。この日最初のSSでトップとなり、6番手から4番手に浮上。さらに4つのSSでトップタイムを奪って大逆転の2位。全日本ラリー史上、初めての親子によるワンツーフィニッシュを達成した。

左が優勝した新井敏弘選手、右は2位となった新井大輝選手。大輝選手は敏弘選手の長男。全日本ラリー史上初となる親子1-2フィニッシュだ
左が優勝した新井敏弘選手、右は2位となった新井大輝選手。大輝選手は敏弘選手の長男。全日本ラリー史上初となる親子1-2フィニッシュだ

 JN5クラスも波瀾万丈。首位スタートの天野ヴィッツが、最初のSSでグレーチング(側溝の鉄製のフタ)に弾かれて大クラッシュ。次戦に間に合うかが心配なほどの損傷を受けた。代わってトップに立ったのは関根ミラージュ。さらに同じミラージュに乗る松倉拓郎/松倉英実組が2位で、こちらは三菱ミラージュのワンツーフィニッシュ。3位は小倉ブーンが続いた。

草間一朝/菅野総一郎組のプジョー208はグラベルでも十分なポテンシャルを感じさせた
草間一朝/菅野総一郎組のプジョー208はグラベルでも十分なポテンシャルを感じさせた

 一方、輸入車勢最上位はJN5クラス5位の草間一朝/菅野総一郎組のプジョー208。今年2戦目で、初グラベルながらノートラブル。次戦福島では表彰台も期待できるポテンシャルを感じさせた。一方で、ミニクロスオーバーJCWの大橋逸夫/三浦昴組はJN5クラスで13位。電子制御の問題を克服できないまま臨み、エンジンの不調に苦しんだが、デイ2でようやく解決の兆しが見えたとのこと。

 最後にトヨタ育成プログラム選抜のもうひとり、勝田貴元は石田裕一と組んで86に乗り、JN5クラスで12位。フォーミュラでレースを戦っていた貴元だが、直前までフィンランドにて4WD車でトレーニングし、FRの86で初のグラベルラリー参戦となった。デイ1のSS4でスピンしてコースアウトし、復帰に時間がかかり順位を落とす。しかし、デイ2でグラベルでのFRの走らせ方を学習した様子には成長を感じさせた。次戦の福島ではFFのヴィッツ・ターボで参戦する予定で、さらなる試練が待ち受けている。

 <写真:山本佳吾>

  

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