3年ぶりに篠塚建次郎選手がスズキ・ジムニーでラリー復帰!

3年ぶりに篠塚建次郎選手がスズキ・ジムニーでラリー復帰!

■ラリー先行車で4位のタイムを記録

 7月10日、東京・江東区豊洲にあるワイルドマジックにて、ラリードライバー篠塚建次郎さんがアジアクロスカントリーラリー2015に出場すると発表した。

マシンの前に立つ 左:篠塚さん 右:千葉さん
マシンの前に立つ篠塚さん(左)とコ・ドライバーのEJ千葉さん(右)

 篠塚さんといえば、世界ラリー選手権で2年連続総合優勝。また、1997年にはパリ・ダカールラリーで総合優勝をし、日本人初づくしの輝かしい戦績を残したドライバー。ところが2012年のモンゴルラリーを最後にラリーフィールドから遠のいていた。つまり、今回の参戦はじつに3年振りだという。

篠塚さんにアジアクロスカントリーラリー参戦を勧めたのは、ケニア向けの中古販売店デライツの斉藤社長(中央)
篠塚さんにアジアクロスカントリーラリー参戦を勧めたのは、ケニア向けの中古販売店デライツの斉藤社長(中央)

 このように書くと「ブランクがあっても大丈夫なのか?」と思われるかもしれない。
そもそも篠塚さんが、このアジアクロスカントリーラリーに参戦をするきっかけとなったのは、今年5月のケニアラリーでゼロカー(先行車)で出場したからだ。このとき、あるSSで2位、トータルでも4位のタイムで走行してしまったのである。そのような篠塚さんの走りを見ていたケニア向けの中古車販売を展開する「デライツ」の斉藤社長の後押しもあり、今回の出場が急遽決まったそうだ。また、パリダカ時代から篠塚さんをサポートしてきた自動車電装パーツメーカー「PIAA」も、今回の参戦に協力をしている。

アジアクロスカントリーラリーのコースは、タイ王国の古都、チェンマイをスタート&フィニッシュとしたルート。8月8日からの1週間で合計2000kmを走行する。当初はミャンマーも走行予定だったが、治安の関係でコースから外されたという。
ちなみに今回で20回目の記念すべきこのイベントは、彼の地での開催ながらも主催者はなんと日本人という。これもまた驚かされた事実だ。

 アジアクロスカントリーラリーは、市販車ベースの改造車クラスのT1、市販車クラスのT2、競技専用車クラスのT3という3つに分かれている。さらにそれぞれガソリンエンジン(G)とディーゼルエンジン(D)でクラス分けをしている。

 篠塚さんが駆るマシンは、スズキ・ジムニーシエラをベースにエンジンを1.3Lから1.6Lに排気量アップした改造車。つまりT1Gクラスへの参戦となる。

 ジムニーは小さなクルマだが、その軽量なボディは泥濘地などの悪路走破性能はバツグン。「ハイパワーな大排気量マシンを”ギャフン”と言わせたい」と、コドライバーのEJ千葉さんは語る。

黄色いシャツのジムニージャパンのみなさん。青いシャツは千葉自動車大学校の学生さん。みんなの夢を乗せて3台のジムニーが参戦
黄色いシャツのジムニージャパンのみなさん。青いシャツは千葉自動車大学校の学生さん。みんなの夢を乗せて3台のジムニーが参戦

 今回、篠塚さん率いる「Team SHINOZUKA」のほか、「ハッピーライフモンチR」と「にゅうどうくんWithガレージモンチジムニージャパン」の2台もジムニーで参戦。さらにアジアクロスカントリーラリーに3年連続でメカニックを投入している千葉自動車大学校は、今年も学生メカニックを参加させるそうだ。

 今年は雨が多そうで、過酷なラリーとなるという予想もあるが、なぜか今回の発表会は和気あいあいとした雰囲気。篠塚さんと千葉さんの活躍を期待したい。

  

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