ドイツで開催されたニュルブルクリンク24時間レースが終了した翌日の5月18日(月)、ノルドシュライフェ(北コース)は自動車メーカーが占有するインダストリーデイ。そこに現れたのは、鮮やかな黄色いボディカラーをまとったVAB型スバルWRX STI。慌ててカメラを向け捕捉、このクルマの正体を探った。

STIが手掛けてきた
Sシリーズの流れと定義
インプレッサS201は300台の限定モデルだ STIの手がけるコンプリートカーのなかでも最高峰に位置するのが「S」シリーズだ。初代インプレッサWRXをベースに2000年に登場したのが、初のSシリーズとなる「S201」だ。以来、スバルワークスであるSTIがすべてのノウハウを注ぎ込み、進化を続けてきた。
「S」シリーズはインプレッサWRX STIをベースとするS2##とレガシィをベースとするS4##の2種類が存在する。
レガシィをベースにしたS402。こちらも限定402台だった また、STIのコンプリートカーでは「S」シリーズよりライトなチューニングを施した「tS」シリーズも存在する。こちらはサスペンションなどの足回りを中心にしたチューニングを施し、モデルもWRX、レガシィ以外にもフォレスター、エクシーガ、BRZと多岐にわたる。
最新の“S”は、現時点ではWRX STI 5ドアをベースとしたS206である。
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判明した新たなる事実>>>>
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