自動車税の延滞金が付くまで猶予期間がある

自動車税の延滞金が付くまで猶予期間がある

■自動車税を9月中に支払えば
排気量1L〜2L以下なら延滞金なし!

 クルマをお持ちのみなさんには、6月1日納付期限の自動車税納付通知書が来ていたはず。
支払いを忘れている人はいませんか?

 納税を忘れてしまった人には、そろそろ督促状も届く時期です。当然、納付が遅れているわけですから延滞金というペナルティが付けられます。さらに納税を怠ると、最終的には差し押さえ予告通知が届き、資産が差し押さえられてしまいます。
自動車税を納付しないと「督促状」というブラックなイメージのハガキが送られてくる

 自動車税を納付しないと「督促状」というブラックなイメージのハガキが送られてくる

全14行に渡って延滞金について記されている。だが、下から2行目まで文章の区切りとなる「。」はない。何度読み直しても理解不能だ
全14行に渡って延滞金について記されている。だが、下から2行目まで文章の区切りとなる「。」はない。何度読み直しても理解不能だ

 納付書や督促状には「支払いが遅れると延滞金が付く」という内容が記されています。これがまた、一般の人から見れば「破綻している」といってもよいほど理解しにくい文章。
ただ、そんな訳のわからない文章ゆえ、これを見た人は「とにかく早く払わないと延滞金が付いてタイヘン」という無言のプレッシャーから、焦って金策に走ることでしょう。しかし、けっして焦る必要はありません。
じつは、1000円未満の延滞金は切り捨て(免除)されるのです。これを上手に理解すれば、延滞金におびえる必要はないのです。

999円から最初の1カ月分を引いた残額から
延滞金が付かないまでの日数を算出する

「延滞金」とは、納税額(自家用1L以下なら2万9500円)に対して決められた金利から日割り計算の金額が算出され、支払い期限から支払った日までの日数分を乗じた金額のことをいいます。

 納付書の裏側には7.3%とか14.6%という数字がならんでいますが、平成27年の自動車税に関しては
納付期限から1カ月経過までは年利2.8%、それ以降は年利9.1%となります(地方によって異なることもあるので注意)。

 さらに1L以下のクルマなら自動車税額は2万9500円です。
ところが、延滞金を計算するとき下3桁(999円まで)は切り捨てなので納税額は2万9000円です。

 では、実際に計算してみましょう。
6月1日から最初の1カ月の延滞金は、2万9000円×2.8%÷365×30日=66.7円。
それ以降は1年分の延滞金が2万9000円×9.1%=2639円となります。
これを1日当たりの金額にすると2639円÷365日=7.23円。

 前述したように延滞金は999円までは切り捨てとなります。つまり999円-66円=933円を7.23円で割れば延滞金がかからないまでの日数が導き出せます。
933円÷7.23円=129。
このようにして129日という日数が出ました。ということは1L以下のクルマの場合は、11月5日までに自動車税を支払えば、延滞金は発生しないわけです。

 排気量別にざっくりと延滞金を計算してみました。
ただし税務署では延滞金の金額を公には答えてもらえないので、我われの計算と税務署の経過日数のカウント方法や金額の端数の取り扱いなどが異なる可能性があります。それゆえ記載の期日に支払っても延滞金が発生することも想定されます。あくまでも目安ということでご了承くださいますようお願いします。

自家用・排気量自動車税額延滞金発生期日
1L以下\29,500平成27年11月5日
1L超〜1.5L以下\34,500平成27年10月18日
1.5L超〜2L以下\39,500平成27年10月2日
2L超〜2.5L以下\45,000平成27年9月19日
2.5L超〜3L以下\51,000平成27年9月9日
3L超〜3.5L以下\58,000平成27年8月30日
3.5L超〜4L以下\66,500平成27年8月21日
4L超〜4.5L以下\76,500平成27年8月14日
4.5L超〜6L以下\88,000平成27年8月7日
6L超\111,000平成27年7月28日

 ちなみに5月に郵送されてきた納付書は、支払期日が過ぎているので金融機関やコンビニで受け付けてもらえないことがある。そのような場合は、督促状で支払えばよい。

 とはいえ、納税は速やかに済ませるようにしましょう。

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