リハビリ施設向け「Honda歩行アシスト」のリース販売を発表 (2/2ページ)

32kgもあった本体+電源重量を
ノートパソコン並みの2.7kgまで軽量化

WalkAssist004その開発のスタートは1999年だが、当初は電源別で16kgもの重量があったという。それに電源込みで製作したものでは、なんと32kgもの重量があり、健常者でも装着するのが大変だったそうだ。ひたすら軽量化とコンパクト化を追求し、今回発表のノートパソコン1台分に匹敵する2.7kgという重量まで軽量化できたという。

WalkAssist007また開発当初は、高齢者向け、そしてリハビリテーション向け、の2つの使用を視野に入れていた。ところが、福祉機器展への出展を重ね、リハビリでの使用にフォーカスすることとなり、京都大学大学院医学研究科の大畑光司博士と共同で研究を開始。全国約50の施設での先行使用を経て、今回の商品化となった。

WalkAssist008「歩行アシスト」は連続歩行だけでなく、歩行のステップ訓練にも使用できるよう、装着者の歩行パターンに合わせて動作誘導する『追従モード』、装着者の歩行パターンを元に左右のタイミングが対象になるように誘導する『対称モード』、歩行中の体重移動をスムーズに行なう脚部の動作の機能回復のためのステップ誘導を行なう『ステップモード』なども用意している。また、付属のタブレットでは歩行時の左右対称性や可動範囲や歩行速度などをその場で確認でき、それらの計測履歴を比較したり、アシスト量の設定も可能だ。

WalkAssist011この歩行アシストを使用することで、しっかり足が上がり、つまづきの危険性が減少したり、片麻痺の症状を持つ方の歩行の対称性がアップするなど、歩き方が変化し、非常に効果があるという。これは健常者でも同様で、エネルギー効率の良い歩き方に改善されるという。また、トレーニング効果もあって、アシストを切った後でも学習効果が残るという。ただし、リハビリ現場では理学療法士の方が付いて、指導をしながらの使用となるようだ。

 実際に装着してみる。装着自体は数分で完了。立ったままはもちろん座った状態でも装着することが可能だ。まず直立した状態でスイッチを入れて自らの立ち姿勢を記録、その場で何歩か足踏みして自らの歩行状態を学習させて設定は終了。その後歩き出せばすぐにアシストされることとなる。
その設定自体の簡便さも素晴らしいが、実際の歩行でも違和感が無く、慎重に歩いてみると、太ももを引き上げてくれて蹴り出しにも補助されていることが微かにわかる程度。しばらくリズムよく歩いていき、突然止まれば、モーターが動きを急停止させようとするのでそれまでのサポートしていたことがよくわかる。が、もちろん、止まった後に次の一歩を踏み出させるようなこともなく、そうしたところも極めて自然であった。

 リースの対象は、国内の病院やリハビリテーション施設。3年間のリース契約で費用は月額4万5000円。この中には、年に1回の定期メンテナンス費用が含まれており、また、歩行アシスト契約者(施設側)には2日間の講習会を実施するとしている。リース販売台数は450台(初年度)を計画している。

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