ボルボの世界最高水準のクリーンディーゼルが凄すぎる理由 (1/2ページ)

ボルボの世界最高水準のクリーンディーゼルが凄すぎる理由

■世界一厳しい日本の排ガス規制をクリアしたボルボの新型ディーゼル

 ボルボのエンジン攻勢が強烈だ……。
日本でディーゼルを販売するのは実に32年振りだという。しかも今回は世界一厳しい日本の規制を遂に突破した最新のクリーンディーゼルだけに大注目。海外から強力なディーゼルパワーが大挙押し寄せる。

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 ボルボの最新ディーゼルD4は2L直4DOHCターボ。意外にもアイドリングはディーゼルらしい”カラカラ音”がする。もちろんその燃焼音は室内には届かず完全シャットアウト。だから車外に出るとその音の大きさに驚くのだった。T7GI2082

 しかし、音と回転振動は別もので、アクセルを踏み込みレーシングさせても完璧にクリーン。バランスシャフトが振動を打ち消し、じつにスムーズに5000rpmまで回る心地良さ。低速域から太いトルクを伴うからアクセルをさほど踏まなくても滑るように転がるのも特徴で、その特性こそディーゼルの魅力といえる。

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トランスミッションは8速AT

 それは8速ATも深く関係する。1速はリミットまで引っ張っても40km/h弱で頭打ち。つまりローギヤードな設定だからアクセルを特に踏み込まず、燃料消費を抑えてエネルギーを無駄なく、ゼロスタート加速に変える。
高速の100km/hは8速でわずか1500rpmというハイギヤードな設定。そこに到達するまでもアクセルに軽く踏んだ感覚でグイッとひと伸び。

 D4の190ps/40.8kgmというパワーとトルクは、それまでのボルボ最強ユニットだったT6・3L直列6気筒ターボの304ps/44.8kgmにパワーはともかく、クルマをゼロから動かすトルクはほぼ同じ力強さ。低回転は小型に、高回転は大型のターボに任せる二段階過給とディーゼルの元々のトルクが相まって、全開加速の胸の空く加速フィールは、まさに大排気量+ターボの伸び。しかも燃費は倍以上の20km/L超え!! 減税の恩恵も受けられる。と、いい事だらけ!?
ただしボルボの直列5気筒、直列6気筒を知る者として、サウンドはいまいち。
車内ではただ単に低音の「グォーン」と一定の音域で、まるで無表情のまま大仕事を淡々とこなすオトコのよう。

 D4パワートレイン主要諸元

エンジンタイプ直列4気筒DOHC16Vディーゼルターボ
排気量1968cc
最高出力140kW(190ps)/4250rpm
最大トルク400N・m(40.8kg-m)/1750-2500rpm
トランスミッション8速AT
駆動方式前輪駆動
燃費20.0km/L(V40)21.2km/L(V40 Cross Country)20.9km/L(S60)

 20.2km/L(V60)

 19.5km/L(V60Cross Country)

18.6km/L(XC60)

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