[SCOOP!]日本で捕獲した偽装スバルWRXは軽量仕様のspec Cか?

[SCOOP!]日本で捕獲した偽装スバルWRXは軽量仕様のspec Cか?

■偽装のすき間から見える標準WRXとは異なる装備

 突然、目の前に現れたスバルWRX STI。これは東京湾アクアラインで撮影した画像だ。ご覧の通りボディには偽装が施され、キャリアカーに積まれていることからも、何らかのテストカーであることを示唆しているようだ。

【関連記事】いまは「手を出す」べきじゃない! 旧型「86&BRZ」の中古市場が「高騰気味」だった

テストカー

 しかし、細部を見ると先日ドイツ・ニュルブルクリンクでスクープした「黄色いWRX」とは異なる部分が多いことに気づく。

ドイツのニュルブルクリンクサーキットで撮影されたWRX。写真からSTI tSと予想
ドイツのニュルブルクリンクサーキットで撮影されたWRX。写真からSTI tSと予想

 リヤウイングはタイプSに標準装備されるもので、アンダースカート類も付いていない。ただのWRX STI Type Sに見えるが、どうも気になる。

 まずはホイールに注目したい。フロント側は標準のWRXとつい先日発表になったWRX S4にオプション設定されるリム幅8.5Jサイズの純正品だ。カラーリングから予想すると、WRX STIの標準モデル用のようだ。
Type Sのウイングにベースグレードのホイールとはちぐはぐな印象だが、リヤのホイールはもっと気になる。

イエローのボディカラーに目を奪われるが、偽装ナシということからも市販化は近い?
イエローのボディカラーに目を奪われるが、偽装ナシということからも市販化は近い?

 これは先代WRX STI(GRB、GVB型)にオプション設定されていたBBS製鍛造ホイールだ。現行型と同じサイズで、8.5J、インセットも変わらず+55mmとなる。あえて前後で異なるホイールを装着しているとはいかなる理由か?

 標準とは異なる銘柄のタイヤを組み付け、サスペンションのセッティングなどを導き出すことが目的なのだろうか?

 フロントが鋳造でリヤに鍛造製では重量にも差が出る。一般的なAWDモデルは前後のタイヤとホイールのサイズを同一にする。それゆえに異例だ。
バネ下過重の異なるホイールを装着し、乗り味への影響やサスペンションのテストを行うのではないか?

  

 もうひとつ気になる点がある。WRX STIはブラックベゼルのライトを装備するが、この画像では光揮タイプに見える。WRX STIでは国内仕様はブラックベゼルであり、光揮タイプは輸出用に限られる。テストカー

 しかし、サイドマーカーが設定されていないので、国内仕様のレヴォーグ用ではないかと推測する。

 果たしてレヴォーグ用のヘッドランプ、しかも光揮タイプのものを採用する理由とは何か?

 レヴォーグの光揮タイプのユニットだけに与えられるものとは、1.6GTに標準装備されるハロゲンヘッドランプだ。WRX STIを含めレヴォーグも1.6GT以外は全てLEDのヘッドランプとなる。ブラックベゼルのヘッドランプはLED用のものしか存在しない。ただし光揮タイプにもLEDヘッドランプが存在するため確証はないが、あえてヘッドランプを変える理由があるとすればハロゲン仕様にすることくらいだろう。
「黄色いWRX」とは異なり、完全なテスト車、開発用車両なのではないだろうか。

 そして、新しい銘柄のタイヤやサスペンションをテストするための車両、LEDより軽量と思われるハロゲンヘッドランプを装備するとしたら、これは意外にも新型をベースとした軽量モデル「WRX STI spec C」のテストカーなのではないだろうか?

先代モデルのWRX。軽量化を施したスポーツモデルだ
先代モデルのWRX。軽量化を施したスポーツモデルだ

 実際のところは、先代モデルではspec CにはHIDヘッドランプが採用されており、LEDを採用しない理由も特に見当たらない。だが、2代目WRX STIでは軽量モデルはハロゲン仕様と相場が決まっていたのも事実だ。

 かなり大胆な仮説ではあるが、先代のspec Cには専用の軽量ホイールや専用タイヤが装備されていたことも、ホイールの違いの裏づけとも取れる。
もちろん「黄色いWRX」の最終セッティング用に偽装されたモデルの可能性も捨てきれない。
この画像から得られる情報はかなり少ないが、B型のWRX STIが登場した直後であることを考えると、特別仕様車や限定車のテストカーの可能性は高い。まだまだWRX STIから目が離せない。

  

  

画像ギャラリー