[検証実験]炎天下の駐車時に役に立つ四つの実験テスト&データ (1/2ページ)
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■灼熱テストをしたから発見できた意外な新事実
前回紹介した「ボディカラーが濃いクルマは暑いってホント?」の実証実験で、並行していくつかの実験もした。
これからのレジャーシーズンでちょっと気になる、そして役立つ4つの炎天下テストの結果を紹介しよう。
【関連記事】伝説の「432R」感のあるカスタム車まで登場! フェアレディZと隠れ家キャラバンの日産ブースは必見【東京オートサロン2022】
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濃色車と淡色車それぞれの車内の温度が40度前後にほぼ同じくらいに状態に揃えてからエアコンON。
どちらも設定温度を25℃にして、内気循環で車内が27℃になるまでの時間を計測してみた。
濃色車は、温度上昇が淡色車より圧倒的に早く、車内の温度も5℃ほど高かった。
27℃に室内温度が下がるまでに要した時間は20分。淡色車はその半分の10分程度で27℃まで下がった。エアコンの効き自体はどちらも変わらないものの、やはり濃色車は室内が冷えにくいようだ。いくら車内を冷やしても、ボディが太陽光を吸収して温まりやすいのでその分を相殺しているからだろう。
夏の行楽シーズンには欠かせない、冷たい飲み物。熱中症対策にも欠かせないアイテムだが、クーラーボックスを持って出るのは荷物が多くなる。そこで、ダンボールでも保冷効果があるのかを実験してみた。
プラスチックのカップに氷を入れ、完全に溶けるまでの時間を計測。
直射日光、ダンボール、クーラーボックスの3つで比較をしてみた。ちなみにクーラーボックスもダンボールも保冷財などは使用していない。
まず直射日光にさらしたカップは、30分で完全に水になった。続いてダンボールに入れたものは完全に溶けるまでに50分を要した。クーラーボックスは1時間20分程度。予想どおりの結果となったが、意外にも段ボールがなかなか健闘。当然ながら保冷剤を使用すれば、クーラーボックスと段ボールの差はもっと開いたことだろう。
だが、荷物が多くてクーラーボックスを用意できないときは、スーパーなどで使用済みの段ボールをもらってくれば、飲み物などをそのまま炎天下にさらすよりは圧倒的に効果アリといえるだろう。