マクラーレン・ホンダが後半戦に向けてエンジン出力アップ!?

ホンダF1エンジンがついに3トークン使用で50psアップか?

 ホンダが第三期F1活動(2000〜2008年)で唯一勝利を挙げたハンガリーGPで、今季挑戦で初の2台揃っての入賞を果たした。しかも、F・アロンソは予選15位から追い上げて5位に入り、J・バトンは予選16位から9位でゴールしたのだ。外紙などの報道を見るとホンダRA615Hエンジンは初めてフルパワーでレースに臨んでおり、ようやく結果が見えてきたかのように見える。それまでの信頼性重視のものに比べ、ハンガリーでのエンジンは約70psアップしているのではないかと噂されていた。

ホンダRA615Hエンジン
ホンダRA615Hエンジン

 しかし、それでもメルセデスエンジンとは未だに120〜150ps(!)ものパワー差があるという。レッドブルなどが使用するルノーでもメルセデスとは100psの開きがあり、ハンガリーGPで優勝を遂げたフェラーリでさえメルセデスには若干だがパワーでは劣っているという。

 そんな中、ハンガリーGPから次戦のベルギーGPまで約1ヶ月の夏休み期間を利用し、ついにホンダがエンジンのパワーアップを図るという。開発予算削減のため1シーズンあたりの構造変更をホンダは9トークンとされている。このうちの2トークンをカナダGPで使用、そして今回は3トークンを使って大幅なパワーアップを図ると言われている。この3トークンはおもに、一番開発が遅れていると言われるMGU-H(モーター・ジェネレーター・ユニット−ヒートの略で熱エネルギー回生システム=エンジンから出る排気の熱をエネルギーに変換)に使用されるのではないかと伝えられている。

  

2016年のホンダエンジンの供給先はマクラーレンとトロロッソ?

ハイブリッド化するF1のパワーユニット。イラストはイメージ図
ハイブリッド化するF1のパワーユニット。イラストはイメージ図

 この3トークンの構造変更で得られるRA615Hのパワーアップは15〜50psほどと外紙では報道している。超高速サーキットの次戦スパフランコルシャンはエンジン全開率が約75%と、前戦のハンガロリンクの55%に比べるとかなりエンジンには過酷なサーキットだ。それだけにトップを走るメルセデスとのパワー差を少しでも埋めておきたいところだ。しかも後半戦はモンツァや鈴鹿などパワーサーキットが続くため、このスパが前哨戦となる。マクラーレン・ホンダに求められている表彰台に一歩でも近づき、ファンの期待に少しでも早く応えたいところだ。

 いやファンだけではない。エンジン供給先のマクラーレンでさえ、すでにホンダの望外のパフォーマンス不足に嘆いておりその関係が解消されるのではないかとさえ噂されているほど深刻な状況だという。しかもマクラーレンへのエンジン供給が消滅した場合の有力候補は、フォースインディアかトロロッソではないかというまことしやかな噂まで流れているのだ。

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