アウトランダーPHEVがアジアクロスカントリーラリーに参戦!篠塚選手はジムニーで総合2位を快走中

アウトランダーPHEVがアジアクロスカントリーラリーに参戦!篠塚選手はジムニーで総合2位を快走中

■渡河走行も難なくクリアしたアウトランダーPHEV
アクシデントに遭遇しつつもクラス1位

 雨期のタイ北部で開催中のアジアクロスカントリーラリーがLEG3を終えた。
注目は、やはり久しぶりのワークス体制でバハ500への参戦を表明した三菱アウトランダーPHEVで参戦する「ツーアンドフォー モータースポーツ」だろう。

アジアクロスカントリーラリー
青木孝次選手がドライブするアウトランダーPHEV。不安なく渡河走行をしている

 青木孝次選手がドライブするアウトランダーPHEVは、8月9日のSS1での川渡りも見事にクリア。テストコースでの冠水テストより過酷だったという水深をクリアすることでき、水に弱そうな電気自動車という印象を払拭した。
しかし10日のSS2では倒木がフロントウインドウを直撃し、ガラスを損傷するというトラブルに巻き込まれる。このため、SS2は競技途中で戦線を離脱。整備された道路を迂回して、次の宿泊地に向かうことになってしまった。
アウトランダーは、競技が行われているタイでは販売されていない。そのため首都バンコクにあるデモカーからフロントウインドウを取り外し、北部メーソットのホテルまで陸送。11日午前5時30分に通常整備を含むすべての作業を終え、無事にLEG3を迎えることに成功したのだ。
LEG3のSS3ではミスコースする競技車が多発、アウトランダーPHEVもミスコースをしてしまうが、その頻度は低く、また本年仕様より行われた車高アップなどで走破性が増したことも幸いし総合9位、クラス1位に浮上。LEG3を終えたオーバーオールでの成績は総合22位、クラス1位となっている。

ジムニーの小さなボディのメリットを活かして、順位を着実に上げている篠塚建次郎選手
ジムニーの小さなボディのメリットを活かして、順位を着実に上げている篠塚建次郎選手

 日本勢のなかで順調なのが、スズキ・ジムニーで走る篠塚建次郎選手。SS3前半で何度かミスコースとなった。
そのときの様子を「ドライバーはミスコースするとすぐに頭に血がのぼってしまうもの。私も今回コ・ドライバーを怒鳴ってしまった。何度も怒鳴っているとコ・ドライバーの千葉選手が“そんなに怒鳴られたら、冷静にナビゲートできません”と言うんですよ。私も反省して、彼に謝り、その後はコ・ドライバーのペースで走るようにした。するとどんどん順調にいき、結局SS3は2位で通過、総合も2位に浮上できました」と語った。篠塚選手のマシンはオーバーオールでも総合2位、クラス1位となっている。

JAOSのトヨタFJクルーザーに乗る塙郁夫選手
JAOSのトヨタFJクルーザーに乗る塙郁夫選手

 JAOSのトヨタFJクルーザーに乗る塙郁夫選手は、SS1で16位、SS2で4位と順調に順位を上げていたが、SS3で痛恨のミスコース。コース上もグチャグチャのマッド状態で2時間半〜3時間くらいをロストしてしまい、15位まで順位を落としている。しかしながらマシンの調子はよく、ミスコースさえなければ後半の追い上げに期待がかかる。

  

青木拓磨選手はいすゞMu-Xは、ミスコースで苦戦
青木拓磨選手はいすゞMu-Xは、ミスコースで苦戦

 マシンの調子はかなりいいのにミスコースで順位を落としてしまったのが青木拓磨選手。SS1での成績は5位、SS2では10位、SS3では11位となった。青木拓磨選手も塙選手同様、とにかくミスコースに悩まされている。
「今年のマシンはすごく調子がいい、それだけにミスコースで順位を落としているのが残念でならない。SS3ではひどいミスコースになってしまい、ガス欠になって完全に止まってしまうのが一番危ないので、安全策を取った」と青木選手は語った。

新井敏弘選手は序盤4位と好調だったが、痛恨のクラッシュ。順位を下げてしまっている
新井敏弘選手は序盤4位と好調だったが、痛恨のクラッシュ。順位を下げてしまっている

 SS1でいきなりの4位タイムをたたき出した新井敏弘選手だが、SS2で多重クラッシュに巻き込まれ、ラジエターを損傷。SS3はキャンセルしてマシンをリペアした。LEG3が終わった時点で総合順位は27位となっている。

  

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