【ライバル対決】ハイブリッド対ディーゼル6台 究極のエコカー選び! (3/4ページ)

■結果はハイブリット?

 メインテーマでもあるディーゼルとハイブリッドによる特性の違いは、疲労度に大きく影響するものだった。ディーゼルエンジンは速度維持力が高い。平坦に見える道でも緩やかに上っていることは多いが、気がつくと速度ダウン。しかし速度が落ちてもトルクが太いため、ほんの少しアクセルを踏み込むだけで希望の速度に戻すことが容易。運転がラクなのだ。

 ハイブリッドの3車に乗っている時は、頻繁に速度計の確認を行なっていた。気づけば感じている速度と違う場面が多いからだ。6台で連なって走っていても、いつの間にかディーゼルとハイブリッドの各軍団に分かれてケースが多かった。

 二日目は伊勢神宮を参宮し、おかげ横丁にある赤福本店で小腹を満たす。その足で向かうのは有名な「伊勢志摩スカイライン」。このワインディングで痛感したのはハイブリッド車のブレーキタッチの課題だ。ハイブリッドは減速においてエネルギーを回収する回生エネルギー制御があるため、狙った速度にピタッと合わせづらい。ブレーキの踏み応えもディーゼル軍と比べるとソフトで人工的だ。

 また、急な坂が続くようなステージなど、高負荷が続く環境もハイブリッド車は苦手だ。
たとえば急坂の上りはじめはモーターも使ってグイグイ走るが、いずれバッテリーの残量が少なくなりモーターアシストがなくなると、トルクが大幅に減少する。中回転を維持してどこまでもスポーティに走れるディーゼル車とは違う。

 ハイブリッドの得意分野は、やはり街中からバイパス路程度の速度域だ。そこを静かに力強く、スムースに、上質に走る。この領域ではディーゼル車は特有のエンジン振動もあり敵わない。たとえEクラスの質感をもってしても歯が立たないのだ。

 評価基準への重きの置き方で、それぞれに勝ち負けはある。
ドライバー目線で評価すると、トルク感や調整された排気音そしてハンドリングなどの総合バランスで、今回のディーゼル軍のなかではアクセラがいい。ハイブリッド軍では、燃費とスムースさこそが魅力と捉えられれば、それを色濃く具現化しているプリウスがいい。

ディーゼルとハイブリッド燃費性能はどちらが高いか?

効率優先ハイブリッドのプリウスが圧勝。しかし6台のなかで非力感があることや、エンジンの吹き上がりがイマイチ体感できないなど、犠牲になっている要素も多い。注目なのはディーゼルは排気量も車重も異なるのに差が少ないこと。絶対的なるトルクの太さが成せる技だ。

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