ダウンサイジングターボのホンダ・ジェイドRSの実用燃費が凄い!?

ダウンサイジングターボのホンダ・ジェイドRSの実用燃費が凄い!?

■意外にもハイブリッドに迫るターボの燃費

 ホンダ・ジェイドは、1.5L直4エンジン+モーターのハイブリッド2グレードが2月に登場。それから約4カ月後の6月に1.5L直4ターボエンジンを搭載したRSを追加した。
当然のことながら燃費性能は、ハイブリッドXは24.2km/L(ハイブリッドは25km/L)とRSの18km/Lより約25%、6.2km/L良好だ。

 ところが、CARトップの長期テスト車ジェイド・ハイブリッドXの燃費データと今回試乗したRSの実用燃費はそこまでの差が出なかった。2台同時に計測したわけではないのでデータ精度は決して高くないが、平均速度約40km/L、計測距離約120kmとほぼ同じ条件の燃費を比較するとRSは14.5km/L、ハイブリッドが14.8km/Lとその差はわずかだったのだ。

ジェイドRSとハイブリッドの相違点はフロントグリルとエンブレム。RSの基本装備は上位グレードのハイブリッドXとほぼ同じ
ジェイドRSとハイブリッドの相違点はフロントグリルとエンブレム。RSの基本装備は上位グレードのハイブリッドXとほぼ同じ
ハイブリッドX同様、17インチ ノイズリデューシングアルミホイール(切削×ブラック )を装着。ホイール内にロードノイズを低減する機構を備える。タイヤサイズは215/50R17
ハイブリッドX同様、17インチ ノイズリデューシングアルミホイール(切削×ブラック )を装着。ホイール内にロードノイズを低減する機構を備える。タイヤサイズは215/50R17

 以前、中谷明彦さんの試乗で「シリーズ最高の足まわり」と評価されり、ホンダ車の純正アフターパーツを開発・販売するアクセスでは「かつてスポーツカーに乗っていたユーザーが乗るミニバン」と分析するほど、ジェイドRSのスポーツ性は認められている。
市街地や山道におけるキビキビした走りは、ミニバンというよりワゴン的なイメージ。搭載するターボエンジンが過給を始めると、ハイブリッドモデルとは異なるエンジンの回転でパワーを出すという内燃焼機関ならではの爽快感がある。
さらにステアリングコラムに装着されているパドルで、シフトをマニュアル操作すればパワーの出るエンジン回転数をキープすることも可能。スポーティな走りを楽しめる。ジェイドRSは、まさにロードセーリング(RS)らしい資質をもったクルマなのである。

■山道で悪化した燃費が高速道路であっという間に挽回

139.4km走行して14.5km/L. 高速道路では15km/L超だった
139.4km走行して14.5km/L。高速道路では15km/L超だった

 さて、RSの燃費だが、冒頭に記したように平均速度41km/hで140kmを走行したときが14.5km/L。実は、東名高速から小田原厚木有料道路を走行しているとき燃費計の数値は15.8km/Lを示していた。
ところが、箱根の旧道の上り坂に入ると燃費はどんどん落ちて13.4km/Lまで悪化してしまった。この区間は、瞬間燃費計が常に10km/L以下を示していた。
その後、往路の高速道路が好燃費だったため平均燃費は14.5km/Lまで回復できたわけだ。

スマホのように指先で操作すると地図の拡大縮小が可能。もちろん、拡大縮小スイッチ(画面内)も装備する
スマホのように指先で操作すると地図の拡大縮小が可能。もちろん、拡大縮小スイッチ(画面内)も装備する

 燃費計測をするとき、計測距離が長いほどデータ精度は高くなる。だが、それは条件が一定していることが重要で、高速道路や山道、市街地などが混在した燃費データは、そのクルマの特性を判断しにくい。

 そこで、スケジュールの都合で計測区間は短くなってしまったが、高速道路、一般道、渋滞路それぞれの燃費をチェックしてみた。
すると、高速道路は16.5km/L(50.1km・平均速度68km/h)、交通の流れの良好な一般道は10.8km/L(90.6km・平均速度17km/h)、渋滞路を延々と走行したときは8.3km/L(67km・平均速度10km/h)だった。ちなみに全計測2人乗車。

 CARトップの長期テスト車ジェイド・ハイブリッドXの燃費データ(下記のグラフ)と比較してみる。

走行区間燃費

 (km/L)

走行距離(km)平均速度(km/h)走行割合渋滞備考
東京〜静岡・御殿場 往復17.7228.144高速9:一般1約10km2〜3人乗車
横浜〜群馬 往復15.5466.752高速9:一般1約20km2〜3人乗車
東京〜群馬 往復16.2355.553高速9:一般1約10kmひとり乗車
東京〜横浜 往復14.377.833高速9:一般1なしひとり乗車
東京〜静岡・御殿場14.8116.642高速9:一般1なしひとり乗車
東京都内移動17.466.626一般道のみなしひとり乗車

この表からもわかるようにハイブリッドは、モーターアシストの効果が発揮される一般道での燃費がRSより良好。平均速度26km/hという一般道では17.4km/Lと圧倒的な燃費を記録している。
その反面、高速道路が主体となる走行条件では14km/L〜17km/L。RSは、高速のみの計測で16.5km/L、1割くらい一般道が含まれたときでも15km/Lを超えていた。

 このようにジェイドでハイブリッドとターボのRSのどちらを選ぶか悩んだとき、燃費を考慮するなら一般道の走行が多い人はハイブリッド、高速道路の走行がメインの人はRSということになるだろう。

3列シートを備えるが、全高は1530mmと一般的な立体駐車場へのアクセスも可能
3列シートを備えるが、全高は1530mmと一般的な立体駐車場へのアクセスも可能

ホンダ公式ホームページ

  

諸元表
車名 --- ---
グレード --- ---
全長×全幅×全高 (mm) ---×---×--- ---×---×---
ホイールベース (mm) --- ---
トレッド 前/後 (mm) ---/--- ---/---
車両重量 (kg) --- ---
パワーユニットタイプ --- ---
排気量 (cc) --- ---
最高出力 (kW[ps]/rpm) --- ---
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) --- ---
駆動方式 --- ---
トランスミッション
サスペンション 前/後 ---/--- ---/---
ブレーキ 前/後 ---/--- ---/---
タイヤサイズ 前/後 ---/--- ---/---
JC08モード燃費 (km/L) --- ---
価格 (万円・税込) --- ---

画像ギャラリー