新技術と人力で対応する首都高速の防災対策 (1/2ページ)

新技術と人力で対応する首都高速の防災対策

■現場へはパトロールカーに自転車を搭載して迅速に急行

 9月1日の防災の日を前に首都高速が「緊急対応訓練」を公開した。

 訓練は、東京都品川区の首都高速資材置き場で行われ、都心南部直下地震(M7.3)によって、首都高速道路管内で最大震度6強、一部震度7が発生したことを想定。この地震が原因で首都高速道路に起きた交通障害を解消するという内容だ。首都高速が想定した交通障害とは、高架橋の橋桁を支える部材が落下、橋の繋ぎ目に路面の段差や開き、それを発見した一般車両が急ブレーキをかけて横転、後続車両が停車ということ。

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 確かに、目の前に急に大きな段差(30cm)が現れれば、誰でも慌てて急ブレーキをかけるだろうし、ハンドル操作を誤れば横転もありえる。さらに、クルマを置いて避難する人もいるだろう。そんな放置された無人車もある。これらは、すべて東日本大震災時などで実際に起きた状況なのだ。
首都高速としては、そこを切り開いて交通路を確保し、緊急車両や後続の支援車両、都内だけでなく隣県からの支援車両がスムーズに通行できるようにすることが目的だ。

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折りたたみ自転車は常備している

 首都高速のパトロールカーは、地震が発生するとすぐさま基地に配備されている折りたたみ自転車を搭載し出動。自転車を搭載するのは、パトロールカーが通行できない状況になっても、いち早く被害現場に到着できるようにするためだ。そのとき現場に急行するのは技術系社員。被害状況を確認して本部に連絡。高架橋の繋ぎ目に段差や開きがあれば、それに対応した資材を積んだトラックが運んでくる、というマニュアルができているそうだ。

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