創立者の遺志を引き継ぎ誕生したマクラーレン初の市販モデル「F1」 (2/2ページ)

■現在のラインナップ

 2009年、F1以降初となるロードカー「MP4 12C」を発表する。1998年にF1の生産が終了してから次のモデルが出るまでじつに11年間空いたわけだ。

MP4-12Cこの間マクラーレンは、フォーミュラ1でタッグを組んだメルセデス・ベンツと共に「SLRマクラーレン」発表。また、生産モデルを担当するマクラーレン・カーズ(現マクラーレン・オートモーティブ)がマクラーレングループから独立を発表(実際には独立せず)するなど、さまざま活動を行っていた。

 また、MP4 12Cには市販車としては世界初のカーボンファイバーモノセル(コクピットを中心としたキャビンをカーボンファイバーで一体成型したもの)を採用している。

 このようなことから、空白の11年はこの最新技術を開発していた期間ともとることが出来よう。

 そして、現在では大きく3つのラインナップを揃え、年間約1600台(2014年)を製造するメーカーに成長した。そのラインナップは、P1、P1GTRが属するフラッグシップのアルティメットシリーズ。675LT、650S、650スパイダーなどのスーパーシリーズは、マクラーレンの中核となり、サーキットからオンロードまでその走りを高次元で両立している。そして最後は先頃加わった、エントリーグレードとなるスポーツシリーズで、570S、540Cがある。

 この項の最後はアマンダのコメントで締めくくろう。
「これらのクルマを父が見たら本当に嬉しく誇りに思ってくれるだろう」。

 次回は日本をはじめとするアジアパシフィック地域におけるマクラーレンの活動についてお話をしよう。

 (写真:マクラーレン・オートモーティブ)

  

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