【痛快F1コラム】緊急提言! 『ダメなホンダ』の現実を受け入れろ!! (2/2ページ)

 そうした「地道」で「謙虚」なアプローチもなく、「ホンダでござい!」と、いきなりF1に復帰して「開幕からメルセデスと対等に戦える」なーんて豪語していた時点で、ホンダは自分たちの実力と、目の前にある「挑戦」の難易度を見誤っていたワケで、結局、それが「諸悪の根源」だったと思うんだよなぁ。

新井監督
新井監督とエリック・プーリエ(マクラーレン)

 要するに、この「屈辱的なボロボロ状態」が今のホンダの実力なんだから、まずはその現実に正面から向き合うコトが先決! で、どんなにカッコ悪くても、そこから泥臭く、一歩ずつ這い上がってゆく姿勢をホンダが見せてくれるなら、多少時間が掛ったって、それを応援してくれる人だっていると思うんだよな。(まぁ、マクラーレンがそこまで待ってくれるかは分かんないけど……)

 ところが、開幕前のテストもロクに走れないのに「PU開発は予定通りに進んでいます」と強弁し、開幕後も「夏ごろには表彰台、シーズン終盤には優勝争いを狙う」とか、楽観的なコトばかり言って、挙句の果てには「我々のエンジンはルノーに25馬力勝っている!」なんて、成績不振の責任をマクラーレンのシャシーに押し付けるみたいなコトまで言うんだから、もう呆れてモノが言えません。

 そんな「大本営発表」ばっかり聞かされ続け、その度にズッコケされられてれば、そりゃ、長年のホンダF1ファンだってさすがに愛想を尽かすよね? と、ゆーワケで、自分の発言に責任取れない「F1プロジェクト責任者」も、根拠も中身もないポジティブコメントももう結構! まずはホンダが「ダメダメなホンダ」の現実を謙虚に受け入れない限り、新生・マクラーレン・ホンダに未来は無いぞぉ!(TEXT:川喜田研)

★プロフィール★ 川喜田研(かわきた・けん)

 1965年生まれ、F1速報、レーシングオンの編集部を経て99年にフリーランスとなり、10年余り、F1を中心に活動した元F1ジャーナリスト(苦笑)。09年に第3期ホンダF1活動を厳しく振り返った「さらば、ホンダF1」(集英社刊)を発表後、F1業界を「自主退学」。草場の陰から、静かにF1を見守っている……(合掌)

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