[フランクフルトショー]ドイツの新興スポーツカー「アルテガ」がEVで復活!

[フランクフルトショー]ドイツの新興スポーツカー「アルテガ」がEVで復活!

最高速250キロの高性能EVカーはフル充電で400キロ航行

 2006年にドイツで創設されたアルテガ社。アルテガGTという車両を製造し、ニュル24時間レースに出場したり、日本市場にも進出し、自動車雑誌などの誌面を賑わせたドイツの新興スポーツカーメーカーだ。しかし、153台を生産した後、残念ながら2012年に破産申請を行っている。

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Artega002そのアルテガが、ドイツ・フランクフルトで開催されている世界最大のモーターショー、フランクフルトショー(国際モーターショー=IAA)でブース出展を行っていた。

Artega003今回IAAに出展・登場したのが、アルテガ・スカーロである。アルテガGTの後継モデルともいえる一台。アルテガGTはフォルクスワーゲンの駆動ユニットの部品供給を受けていたが、それをボルタボックス社のEVユニットにそっくり入れ替えたといってよい。

Artega005実は創業者であるクラウス・フルレスさんが、リチウムイオン電池の製造などを行うボルタボックス社をグループ内に持っているパラゴン社の協力を得て再びこれを買い取り、EVメーカーとして再出発をしていたのである。

Artega004リアに2基モーターを搭載し、後輪で駆動する(トルクベクタリング機能を採用、水冷式)。最高出力300 kW 、最大トルク575 ft-lbを持つ。0-時速60マイル(約96km/h)加速はわずか3.6秒。最高速度は約250km/hとなる。ステアリングにあるパドルスイッチで回生量を4段階に変更することも可能。

 スーパーキャパシタを組み合わせた、ニッケル・マンガン・コバルトをベースとしたリチウムイオンバッテリーを車両前後に配置。その容量は37kWhであり、一充電当たりの航続距離は約400kmとなる。64kWの急速充電で、最大1時間でバッテリーの充電は完了する(22kwの普通充電の場合は2時間という)。

Artega012
タイヤサイズは前245/35R20、後295/30R20サイズ。その内側にはブレンボ製のブレーキシステムが搭載となる。

 車両重量は1585kg、全長4008×全幅1880×全高1194mm、ホイールベース2464mmとなる。スカーロというネーミングだが、有名な競走馬からその名を受けている。

スカーロの横には電動スクーターのコンセプトモデルであるアルテガ・カロも展示されていた。
スカーロの横には電動スクーターのコンセプトモデルであるアルテガ・カロも展示されていた。

 フロントにはカナード、そしてリアウイングが見られるが、リアウイングは、時速80km以上でせりあがり、130km/h以上でさらに角度が付くようになっている。フロントのカナードは時速130km以上で出てくるという仕掛けだ。

 その販売は2年後、まさかの12台限定での生産になるという。

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