フォーミュラE開幕戦の北京でセバスチャン・ブエミが完全勝利!

フォーミュラE開幕戦の北京でセバスチャン・ブエミが完全勝利!

パワートレイン自由化でフォーミュラEの2シーズン目が面白い!

 10月24日、中国・北京でフォーミュラEのシーズン2が開幕、ルノーeDamsのセバスチャン・ブエミが優勝を飾った。ポールポジション、レース中のベストタイムも同時に記録、30ポイントを獲得して堂々のトップ!

【関連記事】7月4日まで「フォーミュラE」のドライバー目線をライブ映像で楽しめる!

フォーミュラーE

 2シーズン目に入ったフォーミュラEは白熱してきた。パワートレインの自由化が火をつけた。ルノー、GKN、シェフラー、DS、マクラーレンといったモーターが揃い、ギヤボックスも1速だけのものから5速を備えるものまで実に様々。ギヤがこんなに色々揃うのも、動力源がモーターだから。

 モーターは低回転で大トルクを発生し、回転が上がるとある点からトルクが下がる。その特性を巧みにギヤで調整する。ギヤ数が多い方が自由度が大きいように思うが、シフトチェンジの時間、重量などを考えるとそうとも言えないようだ。使えるエネルギーが同じ(28kWh)ということもある。制御技術が優れていれば、ギヤは少なくても大丈夫、というわけだ。

フォーミュラーE
元F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブがいよいよ今年からフォーミュラーEに参戦

 モーターも1個のチームと2個のチームがある。2個つけたチームは左右後輪をそれぞれのモーターで駆動し、コーナリングの性能を上げる魂胆だろう。ただ、コンピュータ制御で回転を正確に合わせなければ直進性に問題が出る可能性もあり、チームはその対策をしっかりと行わなければならない。現時点ではDSバージンとNEXTEVチームが2個モーター仕様。NEXTEVの不調は制御不足のせい?

参戦2年目となるチーム・アグリは、ドライバーにダ・コスタを起用
参戦2年目となるチーム・アグリは、ドライバーにダ・コスタを起用

 ところで、フォーミュラEのグローバルは注目度は2シーズン目にして急激に上がって来たように感じる。北京のレースには自動車メーカーの役員ばかりか、電気関係の企業のお偉いさん、あるいはベンチャーの経営者が多く顔を出していた。彼らはビジネスの臭いのするところには敏感だ。彼らのマネーがまたフォーミュラEを盛り上げることになる。それにしても、日本の企業人の姿はどこにも見られなかった。たった3時間の距離の隣国で将来の可能性をたっぷり秘めたイベントが行わわれているというのに・・・。

 (文/写真:赤井邦彦)

画像ギャラリー