[第44回東モ情報65]ホンダ2190万円バイクのエンジンを搭載

[第44回東モ情報65]ホンダ2190万円バイクのエンジンを搭載

MotoGPマシンの公道仕様エンジンを搭載したオープンスポーツ

「ホンダプロジェクト2&4 パワードバイRC213V」は、今年のドイツ・フランクフルトショーに出展された注目の一台。

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D3A_4385バイクレースのMotoGPで2連覇を達成したグランプリマシン「RC213V」のロードゴーイングモデルで、2190万円の車体価格でもニュースになった、「RC213V-S」のエンジンを搭載した2輪と4輪を融合させたF1型コンセプトカーだ。

 4ストロークV型4気筒999cc、215ps(1万3000rpm)のエンジンをミッドシップにマウントし、タイヤもシートもむき出しのフレームに、バイクのようにカウルを被せたスタイリング。

 カウルの赤い日の丸が象徴しているように、葉巻型の60年代のホンダのF1マシンをモチーフにしている。

 ベースデザインは、ホンダの二輪と四輪のデザインチームによるコンペティションで決定。採用案をデザインしたデザイン開発室のマーティン・ペーターソンさんによると「中核になっているデザインは、“インサイドアウト”」とのこと。つまり、ボディシェルから出発するのではなく、エンジンから外に向かってデザインしていった作品らしい。

 二輪も四輪も生産し、ともにモータースポーツにも力を入れているホンダならではの一台と言えて興味深い。

 ちなみにミッションは専用開発の6速DCT。実際に走らせてみると、かなり面白そうな予感がするが……。

「エンジンは本物ですし、サスペンションなどもジオメトリーなどもリアルで、コンポーネンツはすべてホンモノなのです。しかし、あくまでコンセプトモデルなので、プラグインしたことはなく、実走行は行っていません。モーターショーなどで、フィードバックをいただき、次のステップに進むための試金石です。
デザインは、1960年代のホンダF1マシンからインスピレーションをもらいました。F1は今まで作られたクルマの中で一番美しいスタイルですから。そのフレーバーとスピリットを活かしながら、二輪をライディングするときの自由感を四輪に入れたかったんです」とマーティンさんは語る。D3A_4380

 ちなみに、このホンダプロジェクト2&4は、じつは2シーターで、ボディパネルを動かすことで助手席を装着することができる。

 その点は、以前のツインリンクもてぎにあった「サイドbyサイド」(バイクのエンジンを流用したフォーミュラカー)と大きく違うところだと言えるだろう。

 四輪と二輪を両方生産し、なおかつどちらも世界のモータースポーツの頂点で戦っている、ホンダならでは、ホンダらしいコンセプトカーとして、じっくり見ておきたい一台だ。

ホンダ公式ホームページ

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