[第44回東モ情報68]ホンダが提案する新たなるモビリティ

[第44回東モ情報68]ホンダが提案する新たなるモビリティ

「ホンダ ワンダー スタンド コンセプト」は
人力車のおもてなしを意識した自動運転移動

 なぜか8年毎、つまりモーターショーでいえば4回ごとに定期的に登場してくる、ホンダの背高ノッポのコンセプトカー(8年前の「不夜城」のインパクトは大だった)。
第44回東京モーターショーには、その最新版ともいえる「ホンダ ワンダー スタンド コンセプト」が世界初公開された。

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 メカニズム的には、全方位駆動車輪機構の「ホンダ オムニ トラクション ドライブ システム」を応用することで、前後左右・斜めまでどの方向にも自由自在に移動できるようになっている。

 全高は1850mmとかなり高いが、全長わずか2000mm、全幅1250mmの超コンパクトな2シーター。
室内を見るとウィンドウ部がディスプレイになっていて、いわゆるステアリングホイールが付いていない!
自動運転モードがメインなので、クルマというより、将来的なモビリティのひとつの姿といった方がいいだろう。

D3B_8041デザイン室の神吉研究員によると
「このクルマは、自動運転をどう使うかをテーマにして開発しました。
具体的には2020年の東京オリンピックなどで日本にいらした海外の方が、自動運転で東京観光を楽しんでもらうといったことを意識しました。浅草などの人力車で観光するイメージです。
私も人力車に乗ってみてわかったんですが、アイポイントが高く、車夫さんがいろいろ地元のトリビアルな情報を教えて下さって、それがとても楽しいんですね。単なる自動運転ではなく、乗り物として、人とどうコミュニケーションしていけるか、そこを大事にしているのが、ホンダなんです」とのこと。
シートの表皮には西陣織の西陣の技術を取り入れていているのも、外国人観光客への“おもてなし”を意識したゆえ。

 ちなみに、コンセプトは“WANDER”=「自由に動き回る」、つまり自由な移動の喜びを追求した一台というわけだ。

ホンダ公式ホームページ

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