[第44回東モ情報99]日産は電気自動車を根幹に企業戦略を展開

[第44回東モ情報99]日産は電気自動車を根幹に企業戦略を展開

自動運転やコミュニケーションツールなども電気自動車で常に提案

 東京モーターショーの日産プレスカンファレンスに登壇したカルロスゴーン社長兼CEOは
「世界は新たな時代に突入、画期的な技術が、私たちの生活を変えようとしている。イノベーションはかつてないほどの勢いで進んでいる」と語った。そんな日産の将来の方向性の一端を示すのが、今回公開されたコンセプトモデルだという。

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D20_7262「ニッサンIDSコンセプト」は、自動運転の電気自動車だ。パイロットドライブと呼ばれる自動運転、安全技術であるセーフティシールド、コネクティビティなどの技術が盛り込まれている。
自動のパイロットモードで走行しているとき、渋滞時はメールを確認したりテレビ会議に参加したり、リラックスすることが可能になるという。2020年に市場投入されるこの自動運転技術は、2016年にパイロットドライブ1.0という、混雑した高速道路上で単独レーンを自動走行できるシステムを投入することから始まる。

 続いては電気自動車。累計販売台数20万台を超える日産の電気自動車。それをけん引しているのは「リーフ」だ。12月発売の新型「リーフ」は従来に比べて航続距離が20%伸びた280kmを達成している。
「電気自動車技術は、引き続き日産の商品開発の中心です。また、電気自動車は、自動運転車の開発でも重要な役割を果たしていきます。電気自動車技術と自動運転技術を組み合わせることで、当社はゼロ・エミッション、ゼロ・フェイタリティの時代に向かって前進していきます」とゴーン社長は語っている。

D20_7331 そして「TEATRO for DAYZ」。”日産の電気自動車技術に対するさらなる決意”というこのクルマは、シェアネイティブと呼ばれる国内の次世代向けに考えられたコンセプトモデルだ。
インターネットやモバイルデバイス、ソーシャルメディアのない世界を知らないこの世代は、自分の経験を友人らに共有したい欲求が強いという。「TEATRO for DAYZ」のドライバーの目の前にはペダルとステアリングのみ。真っ白なキャンパスをイメージしたという真っ白なインパネを含めたインテリア全体に好きな映像を映し出すことが可能だ。エクステリアもLEDスクリーンなっていて、日産はこのクルマをガジェット(面白い小物や道具)と呼んでいる。

「当社が開発する数々の技術により、より安全で、クリーンで、つながっていて、ワクワクするモビリティの時代が近づきつつあります。これこそがイノベーションの力です。今後の日産にご期待ください」と、スピーチは締めくくられた。
電気自動車技術を根幹とし、自動運転、安全技術、コミュニケーションツールなど、電気自動車だからこそ可能となる付加価値をプラスしたモビリティの展開、これが日産の戦略である。

日産自動車公式ホームページ

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