[第44回東モ情報117]ZFは切れ角75度の回転直径6.5mのコンセプトカーを展示

[第44回東モ情報117]ZFは切れ角75度の回転直径6.5mのコンセプトカーを展示

自動ステアリング操作、自動加速・停止を可能とした自動ブレーキnの車両を展示!

 ZFの最新技術は斬新な足まわり構造と将来の自動運転を見据えた技術 ウェアラブル端末で操作して自動的に駐車してくれる運転支援もドイツの自動車用部品メーカーZF。同社は半自動化運転支援機能を搭載した電気自動車や、自動運転に採用されるカメラやセンサーなどを登場させた。

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 ZFが提案するコンセプトカーは、同社が開発した駆動モーターであるリアアスクル・エレクトリック・ツイストビーム(eTB)を搭載する。インホイールモータとも異なり、トレーリングアームのなかにモーターを組み込むというもの。車両の基本レイアウトに高い自由度をもたらしてくれるというメリットがある。このモーターをリヤに搭載し、加えて操舵角が最大75度というフロントアクスルの採用。リヤモーターはトルクベクタリングで駆動力を調整することで、回転直径は6.5mと狭い場所への駐車や2車線道路でのUターンなども容易にこなすことが可能になる。

 また、スマートフォンやウェアラブル端末などで操作し、車外からも駐車させることができるという。また、カーブを曲がる際は駆動力を落として減速させるので、将来的にはブレーキを踏まずにカーブを走行することも可能になるという。未来の技術が現実味を帯びたといってもいいだろう。

 また、将来は搭載車が増えるだろう自動運転技術についても、同社は開発を続けている。緊急自動ブレーキや緊急時ステアリング制御といった機能をさらに高め、自動運転につながるように開発中とのこと。自動運転を支えているのは安全性であり、安全であると信じていないと、ドライバーは自動運転に頼ることはできないとし、ZFのいち部門であるZF TRWが開発。センサーやエレクトロニクス、ブレーキ、ステアリングといった安全に係る部分の開発を担当してきた。

プレスカンファレンスを行なった、最高経営責任者のシュテファン・ゾンマー博士
プレスカンファレンスを行なった、最高経営責任者のシュテファン・ゾンマー博士

 注目は自動ステアリング操作、自動加速・停止を可能とした自動ブレーキを搭載した高速走行支援機能。さらに360度の全方位検知機能を活用した複数車線向けアプリケーションも開発中。同時に60km/hまでの渋滞時運転支援機能も可能にする。

 世界中の自動車メーカーに搭載されているZFのテクノロジー。同社の技術によって、各社の自動運転技術は一気に飛躍することになるだろう。

ZF公式ホームページ

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