[第44回東モ情報118]ダンロップはスーパーコンピューターで常識をくつがえすタイヤを開発

[第44回東モ情報118]ダンロップはスーパーコンピューターで常識をくつがえすタイヤを開発

安全性向上と省資源&省エネルギーに貢献する新技術も発表

 ダンロップを展開する住友ゴムは、スーパーコンピューターの「京」と連携し、タイヤの相反性能である低燃費性能とグリップ性能、そして耐摩耗性を大幅に向上させることができる新技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」を完成させた。

住友ゴム 池田育嗣社長
住友ゴム 池田育嗣社長

 2011年にゴム材料の構造や性質を予測し、高性能タイヤに求められる材料を科学的、合理的にナノレベルで高精度に設計することができる4D NANO DESIGNを感性させている。それをもとにエナセーブNEXTやウインターマックスなどを誕生させきたのだが、ゴム内部をより鮮明に解析する技術に限界があり、それらを解消するために次のステップへ突入。大型放射光施設「SPring-8」でゴムの構造解析を行ない、さらにはスーパーコンピューターの「京」と連携することで、より分子レベルでシミュレーションすることが可能となっている。  シミュレーションして理想的なゴムの開発に成功し、このコンセプトを用いたのが今回発表した「耐摩耗マックストレッドゴム搭載タイヤ」だ。低燃費性能とウエットグリップ性能を維持しつつ、耐摩耗性能を2011年当時の製品と比べて200%向上。まさにタイヤの理想型ともいえる技術なのだ。

 また、金属製ホイールと特殊樹脂スポークからなる車輪の外周に、タイヤのトレッドを装着させたエアレスタイヤテクノロジーなども展示。まさにタイヤの近未来を感じることができる。

ダンロップ公式ホームページ

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