[第44回東モ情報132] F1/WRC/INDYなど世界のレーシングカーが勢揃い
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F1とWRCマシンを同時に見られるのは稀少!
モーターショーといえばコンセプトカーや新車などが主役となるが、モータースポーツ愛好者にも楽しみがある。各メーカーが本気で闘っている自社のモータースポーツカテゴリーのマシンを持ち込み、展示してくれるからだ。
モーターショーといえばコンセプトカーや新車などが主役となるが、モータースポーツ愛好者にも楽しみがある。各メーカーが本気で闘っている自社のモータースポーツカテゴリーのマシンを持ち込み、展示してくれるからだ。
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今回、非常に興味深かったのがホンダブースにあったマクラーレン・ホンダのマシン、ではなくその横にひっそりと置かれていたF1エンジン(正確にはパワーユニット:エンジンとエネルギーシステムを組み合わせたもの)であるRA615Hだ。
今年からホンダがF1にカムバックしたものの、苦戦しているのはモータースポーツファンでなくても知られているところだろう。そんな苦戦しているホンダのパワーユニットだが、通常はサイズや補記類、エネルギーシステムの形状などを含め機密事項が多く見せたがらないもの。しかし、東京モーターショーのホンダブースには堂々とRA615Hが展示されていた。「初期型ユニットなので問題ない」とホンダ関係者は話しているが、F1ファンならぜひとも見逃してほしくない。
F1マシン:ホンダブースでマクラーレン・ホンダMP4/30、メルセデス・ベンツF1 W05 Hybrid
一方で、WRCマシンはフォルクスワーゲンブースに展示されているPOLO R WRC。RC1クラスというWRC最高峰のクラスで参戦しているWRカー(ワールドラリーカー)で、今季は圧倒的な強さを見せている。
同時にトヨタブースではWRCに参戦していないものの、TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)によって製作されたヤリスWRCのグラベル仕様のテストカーが世界初公開されている。
WRCマシン:フォルクス・ワーゲン POLO R WRC、トヨタヤリス WRC
実は今回のモータースポーツ編で、一番のトピックは横浜ゴムだったかもしれない。2016年シーズンから国内最高峰レースである「スーパー・フォーミュラ」へ「ADVAN」ブランドでのタイヤ供給を発表したのだ。約20年振りとなるトップフォーミュラへのタイヤ供給となるが、今回の発表は横浜ゴムのワンメイクとなる。
発表会では、黒いカーボン地のスーパー・フォーミュラマシンに赤いストライプの入ったお馴染みの「ADVANカラー」が施されたマシンがお披露目されており、トップカテゴリーで久しぶりに[ADVAN]ロゴとカラーをまとったマシンを見ることが出来るかもしれない(現在のところは未定)。
スーパー・フォーミュラマシン:横浜ゴム、日立オートモティブシステムズ
その他、日本初公開となったメルセデス・ベンツAMG GT3やアウディのWEC参戦車両であるR-18 e-tron quattro、インディーカーもブリヂストンブースには佐藤琢磨の乗るAJフォイト・レーシングのマシン、日立オートモティブシステムズにはチームペンスキのカスロネベスのマシンが展示されている。
それぞれ闘う場が異なる世界のトップカテゴリーのマシンを一度に見られるのは、2年に一度の東京モーターショーだけかもしれない。