[第44回東モ情報129]スズキブースで最も注目すべきは、実はコレ!
■これこそオートギヤシフトのためのシステム?
第44回東京モーターショー、スズキのブースには2輪4輪さらには船外機まで並ぶ非常にバリエーションのある展示となっている。もちろん、エアトライサー、そして2輪のハスラー・スクートのようなコンセプトモデル。そして、間もなく市販車が登場するであろうイグニス、バレーノ、アルトワークスといったモデルが並ぶ。
第44回東京モーターショー、スズキのブースには2輪4輪さらには船外機まで並ぶ非常にバリエーションのある展示となっている。もちろん、エアトライサー、そして2輪のハスラー・スクートのようなコンセプトモデル。そして、間もなく市販車が登場するであろうイグニス、バレーノ、アルトワークスといったモデルが並ぶ。
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パッと見はソリオとの違がわからないかもしれない。しかし、エンブレムにあるようにハイブリッドモデルである。EV走行も可能な本格的なもので、スズキの既存のマイルド・ハイブリッド車とは大きく異なる。実はその車両横にカットモデルが展示されている。もちろん、世界初公開ということで「ワールド・プレミア」のマークも用意されているのだ。
そのシステムは、エンジン、ミッション、そして、その外側に備え付けられたモーター。これに組み合わせるトランスミッションはAGS(オートギヤシフト)のみ、だという。
AGSは、マニュアルトランクミッションをベースにクラッチ操作とシフト操作を電動油圧式アクチュエーターで自動的に行なう2ペダルのスズキの新開発トランスミッション。Pレンジもあり、ギヤを入れていてブレーキを離すとクルマがじりじりと動くクリープ機能も備えている。既存のものよりもスムーズになっていると言われているが、それでも1~2速の変速時などトルクが切れた際にギクシャクとした挙動が残る。
しかし、そのトルクの谷を埋めることができるのが、このハイブリッドモデルだというのだ。実はEV駆動も可能なこのハイブリッドシステムは、このクラッチ操作時に電気的な駆動を入れることができ、それによってトルクの谷の無いスムーズな加速が実現できるというのだ。バッテリーの容量などは非公表。また、これに搭載されるモーターは、新開発モーターとなる。
ちなみに、まずはソリオの燃費を向上させるというコメントが説明員からこぼれた。つまり、このハイブリッドシステムの初搭載車はソリオとなるということだ。このソリオには、HYBRIDと書かれたエンブレムが装着されている。このエンブレムは正式なものだという。つまり、発売は、非常に近いタイミングとなる。
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