千葉県山武市板川の成田モーターランドで開催されているアバルトカップ。年間4戦で争われるタイムアタック方式の走行会は、初めての方から腕自慢の上級者まで、レベルに合わせて楽しめるのが特徴だ。開催史上初の61台(駐車場が満車!)のエントリーがあった。2015年で開催23年目となったアバルトカップ第4戦(最終戦)は11月15日、アバルト創立者であるカルロ・アバルトの誕生日に開催された。
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2015年の最終戦を迎えた11月のアバルトカップは、生憎の雨模様の中でスタートした。コース場にはあちこちに水たまりが出来ており、非常に滑りやすいコンディションの中での開催となった。午後には天候が回復傾向にあるという予報から、午前中は控えめに走るのかと思いきや、参加者はほとんど全開走り。タイヤの摩耗が少ない濡れたサーキットで、各自愛車の挙動を楽しんでいるかのように見受けられるほど。
コース上は雨が続く中、パドックでは開催23年で初の試みとなったイタリアンのケータリングランチが振る舞われた。
出走前に行われたドライバーズミーティング。ここからドライバーは一気にアドレナリンが沸き出す
エアコンがない上に雨で窓が曇るため、対処法は古式ゆかしいタオルで拭き拭き
コーナー出口でサイドウェイを披露するオースチンA40
アバルト131ラリーも最終コーナーで見事なドリフトを見せながら立ち上がる!
タイヤグリップの限界を遥かに超えてランオフエリアへ。草むらでよかった……
開催史上初となる、イタリアンのケータリングがパドックで振る舞われた!
イタリアンのケータリングランチの配布に行列が出来る。味も雰囲気もよかった
最後のアタックにはギャラリーも釘付けになるほど各エントラントは大ハッスル!
今年の上位3人に渡されるアバルトカップの盾
画像はこちら 気がつくと雨は止み、午後からは天気が回復し青空も見えてきたほどだ。気温も上がり、乾いてくる路面を見ながら走るドライバーとクルマの対話でタイムが決まってくる見物な内容となった。
とくに参加者を募っているわけではなく、アバルトカップを通じてめぐりあった仲間が仲間を呼ぶという方針。
参加車両は次のページでギャラリー形式で全車を紹介しているのでぜひ見ていただきたい。