イタリアのスーパーカーメーカーであるランボルギーニは、ウラカン・クーペの後輪駆動モデルとなる「ウラカンLP580-2」を発表した。2014年にデビューしたウラカンはランボルギーニのラインアップの中でもV10エンジンをミドシップに搭載し、四輪で駆動。ランボルギーニのアイコンとも言えるガルウイングドア式の跳ね上げタイプではない「ガヤルド」の後継モデルとして登場。
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「ウラカンLP580-2」は、580馬力を2輪で駆動するというネーミングだ。ウラカンに後輪駆動モデルが加わったことで、ドライビング・エクスペリエンスを重視したモデルとなっている。自然吸気V型10気筒5.2リッターエンジンは580psを誇る。ミドシップマウントでリア駆動とすることで重量軽減にも貢献し、乾燥重量はわずか 1,389kgとなり四輪駆動モデルに比べ33kgも軽量に仕上がっている。これによりパワーウェイトレシオも、わずか 2.4kg/hpという驚異的数値をマーク。アルミニウムとカーボンファイバーを使用したハイブリッドシャーシ、それにドライブシャフトが無くなるなど簡素化した割り切りが重量軽減を実現させている。
ウラカンLP580-2 は、その他のウラカンモデルと同じく、気筒休止エンジンを標準搭載した。エンジンをフル稼働させる必要のない時に気筒休止モードをセレクトすると、10気筒の内5気筒を一時的に休止させるシステムだ。その後アクセルを踏む行為で、自動的に10気筒モードへと切り替わる優れたシステムだ。
ステアリングホイール上のANIMA(イタリア語で「魂」を意味する)スイッチを使用して、ドライビ ング・モードを選択することができる。普段の運転は「ストラーダ」モード。トラクション志向の味付けとなっておりでアンダーステア傾向の走行となる。「スポルト」モードをセレクトすると今度は若干オーバーステア気味の傾向となる。「コルサ」は、エンジンレスポンスやシフトタイミングなどがサーキットで最大のパフォーマンスを発揮できるモードとなっている。
久々にランボルギーニらしいミッドシップの後輪駆動モデルとなるウラカンLP580-2は、ランボルギーニファンとしても、スーパーカーファンとしても嬉しいニュースになりそうだ。
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