オーテック30周年でウワサの記念車を2016年春発表か!?

オーテック30周年でウワサの記念車を2016年春発表か!?

エンジンもボディもオーテックならではの手作業仕上げ

 日産の純正カスタムブランドであるオーテック。同社が2016年で30周年を迎えることを記念した限定車が現在製作中である。これは2015年6月にスタートした同プロジェクトで、SNSなどで制作状況が一部紹介されていた。

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今回特別にリリースされた資料によると、オーテック30周年記念車となるのはマーチがベースとなるようだ。センターマフラーの二本出し、全幅1800ミリにもなるオーバーフェンダーなどエクステリアも特別だが、エンジンもNOTE NISMOなどに搭載されているエンジンにさらにオーテクならではのチューニングが施されるようだ。大量生産では創れないオーテックならではの拘りのマシンとなりそうだ

 今回、11月21日に開催した恒例のオーナー向けイベント「オーテック湘南里帰りミーティング」で新たな情報がサプライズで発表された。開会の挨拶でステージに上った宮谷正一社長は「こだわりのメンバーが集まっていろいろ企画を練り、開発を進めています。2016年の春ごろに価格や台数などを決定し、申し込み受け付けを開始する段取りを考えています。こだわって作っていますので台数は限られていますが、大量生産ではできない手作り感もありますし、思いを込めて製作をしていきます。ぜひ楽しみにしてほしいと思います」と語った。

 イメージCGも公開され、張り出したオーバーフェンダーや専用ホイール、そしてセンター2本出しのマフラーなどが見てとれる。エンブレムからもわかるように、ベースはマーチだ。全長は約3900mm、全幅は約1800mmと、標準のマーチ(全幅1665mm)に比べるとかなりワイドボディになる。

 エンジンは専用の1.6L直4NAエンジン(おそらくノートニスモのものをベースに専用セッティング)が搭載され、トランスミッションは5速MTとの組み合わせ。今回判明したチューニング内容をざっとみていくと、圧縮比アップ、専用カムシャフト、強化バルブスプリング、切削コンロッド、ポート研磨、専用クランクシャフト、ダイナミックバランス修正、強化メタル、大容量サイレンサー、専用ECMなど、となっている。職人による手組みが施される専用ユニットであり、パフォーマンスだけでなくフィーリング面でも期待大だ。

 シャーシに関しては、専用チューンのサスペンション、205/45R16のタイヤ、ブレーキ強化(前:ディスク大型化/後:ディスク化)、ボディ強化(ボディブレース、フロアブレース、リヤフロア強化、パアーステアリング特性チューニングなど)となっている。各部の補強やブレーキのディスク化(マーチのリヤはドラム)など、メーカーでないとなかなか手が加えられないポイントにも入念なチューニングが施される。

 現行車ではGT-RやマーチなどのNISMOシリーズ、過去にはシルビアオーテックバージョン、マーチ12SR、ステージアオーテック260RS、R33スカイラインGT-R 40thアニバーサリー(4ドアGT-R)など、ファンを魅了するモデルを作ってきたオーテック。パフォーマンスだけでなく、ファンな走りを味わえるクルマ作りに定評があるだけに、30周年記念車もじつに楽しみだ。

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