[速攻試乗]新型シビックタイプRの日本での実用性をリポート!

[速攻試乗]新型シビックタイプRの日本での実用性をリポート!

4ドアの新型タイプRは、ラゲッジスペースも広く実用的で好印象

 新型シビックタイプRの走りがすごいのは、今まで中谷明彦さんの動画やレポートしてきたとおりだ。310psの2リッター直4VTECターボなど、スペックを見れば、その走りは想像できる。だが、4ドアのシビックタイプRを検討している人にとって、意外と実用性は重要なのではないだろうか。下手なスポーツカー以上の走行性能を持ちつつも、実用性も十分……となれば奥さんを説得しやすいはずだ。
けれど、実車を見ようにも試乗車はないし、展示されたのは閉幕となった東京モーターショーなど限られた場所のみ。全国各地で誰もが、という状況にはない。今回はいち早く試乗できたシビックタイプRの実用性をリポートしてみよう。メイン

ドアを開けると真っ赤な、いかにもタイプRというバケットシートがお出迎えしてくれる。サイドサポートが張り出しているので多少は乗りにくいが、スポーツモデルとしては常識的なレベルであり、なんと行ってもこの手のクルマは乗る前からの雰囲気が重要だから、こういうヤル気が高まるインテリアは重要だ。
ドライビングポジションはやや高め。これはベースとなる欧州シビックがセンタータンクレイアウトを採用するためだが、シート構造によりノーマルに比べて-20mm低くしているという。実際に座って高く感じはするが、視界がよく運転はしやすいし、2段式のメーターがステアリングで隠れることがなかったのも好印象。ph-2
前述の乗り降りがしやすいことにも影響している。 シートはこれまでのタイプRらしい高いホールド性を保ちつつも、クッション性が増して快適性も考慮されていた。コーナーでGがかかっても、ギュッと沈み込んでくれるから痛くない。さらにリクライニングはダイヤル式ではなく(!)レバー式のため、休憩時にサッと寝られるのも嬉しいトピックだ。とはいえ、一部走り好きなオーナーからは「ダイヤル式のほうが微調整できる」という声も聞こえてきそうだが…。

 黒と赤を基調としたインテリアは、意外とシンプルに感じた。よく言えばスッキリしているし、悪くいうなら少しチープというか、子供っぽい感じがしないではない……。「+R」ボタンを押しての印象だが、メーターまわりが赤くなるくらいのため、やはりもう少しドライバーを高揚させる演出や質感はほしかった。もちろん赤ステッチやアルミシフトノブなど、タイプRならではの演出はファンにとってたまらないものだろう。

 タイプR乗りにはおなじみの、アルミシフトノブのヒヤリとした感触(冬は冷たくて夏は熱い)もなんだか懐かしい。 ドリンクホルダーやドアポケットも少し小ぶりながら配備されているのも嬉しい。小物入れ系は最小限だったため、スマホを置く場所がなかったのは少々気になった点だ。ラゲッジスペースは広くて実用的で十分以上だし、この広さを確保してくれていればファミリーユースにおいても不満は出ないはずだ。

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