[速報]鈴鹿サーキット スーパーフォーミュラ・テスト(初日午前)
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マクラーレン・ホンダF1の秘蔵っ子 S・バンドーンも急遽参加
国内最高峰にして、アジア地区に於いても最速と思われるレーシングカーが、スーパーフォーミュラだ。今年まではブリヂストンの1社提供で行われていたが、来年からは横浜タイヤのワンメイクとなる。その第一回目のテスト走行が、三重県鈴鹿サーキットで11月25〜26日の二日間行われる。
朝9時から始まった全日本スーパーフォーミュラ選手権エンジンメーカー/ルーキーテストは、曇り空の中、20台のマシンが続々とコースイン。ヨコハマタイヤとしては、初の合同テストとなった。噂通り、マクラーレン・ホンダF1のリザーブドライバーで、本年度GP2チャンピオンのストフェル・バンドーンもDOCOMO DANDELIONの40号車に乗り込みコースイン。ジャスマン・ジェファー、リッチー・スタナウェイ、ニック・キャシディ、そして関口雄飛といったスーパーフォーミュラ初体験のドライバーたちも積極的にコースインし、周回を重ねた。
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途中、赤旗が5回も出るほど各車積極的にアタックを繰り返したが、序盤からセッションをリードしたのはLENOVO TEAM IMPULのジョアオ・パオロ・オリベイラ。最終的に1分37秒831のタイムをマークして午前中のセッションを終えた。このタイムは、今季最終戦のレース2でのポールタイムを上回るタイムだ。
2番手に続いたのは、TEAM無限の山本尚貴。1分38秒331のタイムをマークし、3番手には新チャンピオン、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が1分38秒574で続いた。
ルーキー勢で最速タイムをマークしたのはLENOVO TEAM IMPULの関口雄飛。1分38秒948のタイムで7番手につけた関口は、「もう1周アタックに行こうと思ったら赤旗が出て、最後のアタックは雨が降ってきたのでやめました。0秒5はすぐに短縮できると思います」と初挑戦のスーパーフォーミュラに対して自信を深めていた。

注目のGP2チャンピオン、ストフェル・バンドーンは1分39秒904で17番手。「GP2に比べるとタイヤが全然違うのと、ダウンフォースがこのマシンのほうが断然高い。パワー的には大きな違いはないが、コーナーリング速度はスーパーフォーミュラのほうが速いし、もしかしたらセクター1はF1より速いんじゃないかな?」と語り、午後の走行に闘志を見せていた。同じくGP2モナコウィナーのリッチー・スタナウェイは「正直、なめていたかも知れないね。マシンはGP2より、むしろステップアップした感じだ」と語った。
午後のセッションは、午後1時30分から午後4時まで予定されている。