大阪モーターショーに展示されたクラシックカー[まとめ記事]

大阪モーターショーに展示されたクラシックカー[まとめ記事]

トヨタ2000GTやT型フォードなど超稀少車を6台展示

 第9回大阪モーターショー2015が12月4日から7日まで大阪市・住之江区のインテックス大阪で開催された。会場近くにある大阪赤レンガ倉庫内で多くのクラシックカーを展示する「ジーライオンミュージアム」が初出展し、貴重なモデルをズラリと並べて話題を集めた。
今回展示されたのは、トヨタ2000GT、スカイライン2000GT-R、T型フォード(1923年)、ロールスロイスファントムII(1929年)、MGM(1930年)、ハドソン(1938年)と、なかなか見ることのできない貴重なクラシックカーが並んだ。
ブース全景

〈トヨタ2000GT〉

 トヨタ2000GTはヤマハと共同で製作した日本初のスーパーカーといえるクルマだ。当時のスポーツカーの代名詞である「ロングノーズ・ショートデッキ」を採用している。フロントに搭載される2リッターの3M型直列6気筒DOHCエンジンからは150psを発生し、最高速度も220km/hといわれていた。展示されていた車両は3速のトヨグライドといわれるオートマチックミッションを搭載した珍しいモデルだ。そもそもトヨタ2000GTの生産台数が前期後期合わせて337台しか生産されなかったにもかかわらず、オートマチック車両はわずか17台のみという超稀少なモデルである。
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〈日産スカイライン2000GT-R〉

 ハコスカの名で親しまれた日産スカイライン2000GT-R。3代目スカイラインとして登場したハコスカは「愛のスカイライン」というキャッチコピーでカップルに多く指示された。一方、サーキットでは、日産R380というレーシングカーで使用していたGR8型エンジンを市販用に改良した超高性能S20型エンジンを搭載した。1気筒あたり4バルブのツインカムのハイチューンエンジンが搭載されたことで、一気にモンスターマシンと化した。箱スカGT-Rはレースでもその速さを実証し、デビュー以来無敵の49連勝をあげた伝説を持っている。しかし、4代目スカイライン(ケンメリ)GT-Rも製作されたが、残念ながら石油危機と排ガス規制に対応するため実践でのレースには参戦ができなかった。

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〈ハドソン〉

 1909年に設立されたアメリカの自動車メーカーがハドソン・モーター・カンパニー。ハドソンが独立したメーカーとして車を製造していたのは1954年までだ。当時としては低い車高とスラントしたノーズなどで伸びやかなスイリングががカッコイイという時流に会わせデザインの象徴である。優雅で快適、そして速さも兼ね備えていた。油圧ブレーキなどの当時の最先端技術を先駆けて搭載していた先進的モデルだ。s_IMG_4579

〈MG M Type Midget 〉

 1928年から1931年まで生産されたイギリスのMG Mタイプ。“ミジェット”を名乗る最初のモデルとして、Mタイプがデビュー。超小型だがピュアスポーツを目指したMタイプは、4気筒847ccという排気量ながら20psを発揮した。車体構造は木材のラダーフレームにベニヤ板を組み合わせ、その上に布を被せるという手法がとられている。そのおかげもあって、ボディ重量は500kg足らずと非常に軽量に仕上がっており、まさにイギリスのライトウェイトスポーツの源流とも言えるモデルだ。s_IMG_4466

〈ロールスロイスファントムII〉

 ロールス・ロイス・ファントムは、1929年から1935年まで生産されたモデル。元々ファントムはロールスの中でも最高級車の位置づけとなっており、このクルマも例に漏れない。エンジンは7.6リッター直列6気筒エンジンを搭載し、サスペンションは初代ファントムから乗り心地面を改善するためリアのリーフ式スプリングをアンダースラングレイアウト方式に変更を図っている。これにより車高が低くなり、フラットな乗り心地になったという。実はこのファントムIIは、左ハンドルとなっていることや、アメリカの高級車パッカードに似ているボディデザインが採用されていることなどから、ロールス・ロイスとしては異色のモデルといわれており「アメリカン・ロールス」ともいわれる。s_IMG_4567

〈T型フォード〉

 1908年から1927年まで製作されたのが、T型フォードだ。約19年間で1500万台以上製造された世界的ヒットとなったのが、このT型フォードである。1945年にデビューしたフォルクスワーゲン・ビートルが発売されるまで、破られることの出来ない生産台数をすでに1900年代の初頭に記録するほどのモデルである。エンジンは2896ccの直列4気筒から、当時としては高性能と呼ばれる20psを発揮した。高性能でしかも当時としては驚異的な高燃費となる13Km/Lをマークしたという。ECOで高性能という、現代のキイワードにもなる要素を持ち合わせていた。

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 〈写真:西幸男〉

ジーライオンミュージアム

  

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