[自動車博物館探訪]ドイツ・シュトゥットガルトのポルシェ博物:生産車編➀ (1/4ページ)

[自動車博物館探訪]ドイツ・シュトゥットガルトのポルシェ博物:生産車編➀

PORSCHE博物館はどのクルマを見ても興奮が冷めない!

 不定期ながら「世界の自動車博物館探訪」をお届けし。日本にいながらにして「行った気」になることができ、しかも「懐かしみながら勉強」にもなるお楽しみ企画。まずはスポーツカー好きにはたまらない「PORSCHE MUSEUM」から紹介したい。

 ポルシェ博物館は文字通り、ポルシェA.G.が運営する企業博物館。かつては1976年に開館した工場脇の小さな博物館だったが、2004年に本社の一大プロジェクトとして新博物館の建設計画がスタート。08年の末に完成し、翌09年の1月に開館。コンクリート製の、モダンで大きな箱を宙に浮かせた格好の、幾何学的な建屋のデザインは建設中から関心を集めていたが、現在ではシュトゥットガルト市有数の、人気観光スポットともなっている。

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 最初に訪れたのは開館間もない09年の6月。モータースポーツ専門誌の編集をやっていた関係から、フリーランスとなってからもレース関係の取材がほとんどだったが、初めて博物館をメインにした取材ツアーがこの時。
実は半世紀近くも昔の話になるが、中学校に入学し、初めて英語に触れた感激から手紙を書いてカタログを所望したのがポルシェで、その面でも個人的にも印象が強い。フランクフルトからレンタカーを飛ばし、シュトゥットガルトまで足を伸ばしポルシェ博物館で撮影することにした。

IMG_1685ダイムラー…博物館名はメルセデス・ベンツ博物館から距離にして10km余り。混んでいなければ30分足らずのショートトリップだが、初体験のエトランゼは無我夢中だった、ように思う。残念ながらハードディスクが壊れてしまい、別にキープしていた博物館で撮影した写真は残っているものの、取材メモなどは消失。もちろん記憶だって忘却の彼方に去ってしまったが、“書物やインターネットで見慣れた”ポルシェ博物館の壮大な建物を遠くに発見した時の感激だけは鮮明に覚えている。IMG_3569

 収蔵車両は300台ともそれ以上とも言われている。展示モデルはその一部で、常設モデルも一部を入れ替えながら、時に企画展を開催。さらに、例えば2月にパリで開催されるレトロ・モビルや同じく2月にトリノで開催されるアウト・モト・レトロといった数々のヒストリックカー・イベントにも協賛し、収蔵モデルの何台かを出張展示させている。ちなみに、彼の地には様々なオーナーズクラブが存在するようだがポルシェ博物館は、ポルシェに関わるオーナーズクラブをサポート。レトロモビルなどではポルシェ博物館のブースを取り囲むように、大小幾つものオーナーズクラブがブースを出展。城を中心に街並みが発展していった当時を思い起こさせている。

 ポルシェ博物館ではテーマ別に展示されているのだが、総台数は膨大な数にのぼり、1回で総てを網羅するのはちょっと厳しいから数回に分けて紹介したい。
第1回は4つのテーマ:●PORSCHE VOR1948/●PRODUKTGESCHICHT/●EVOLUTION 911/●MEIN PORSCHEに展示されているモデルの登場となる。

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