[自動車博物館探訪]ドイツ・シュトゥットガルトのポルシェ博物館:レーシングカー編 (1/3ページ)

[自動車博物館探訪]ドイツ・シュトゥットガルトのポルシェ博物館:レーシングカー編

希少なレーシングカーとプロタイプカーのポルシェ

 世界の自動車博物館巡りの3回目は、ポルシェ博物館の中でも歴史のあるレーシングカーなど19台を一気に紹介したい。

 第2回は3つのテーマ:TARGA FLORIO/STUDIEN/LE MANSに展示されているモデルの登場となる。

・TARGA FLORIO
タルガ・フローリオ(TARGA FLORIO)とはイタリアのシシリー島で開催されていた公道レース。1950年代後半から73年まではスポーツカー世界選手権の1戦としてポルシェやフェラーリ、アルファ・ロメオなどのワークスマシンがバトルを繰り広げてきた。

・1960 Porsche type 718 RS 60 spyder
1954年にデビューした550系の発展モデルが718系。RS60は60年にデビューした2座のオープンスポーツ。レギュレーションの変更を受けてフロントウィンドーが広くなった。J.ボニエ/H.ヘルマン組が同年のタルガ・フローリオで圧勝している。

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・1962 Porsche type 718 W-RS spyder
RS60の進化版で、1962年にポルシェとしては初めてとなる2リッターの水平対向8気筒エンジンを搭載したモデルがW-RS。同年のタルガ・フローリオでクラス優勝を遂げたほか、各種競技で活躍。ヒルクライムではヨーロッパ選手権を制している。IMG_1413_1962_Porsche_type_718_W-RS_spyder

・1963 Porsche type 356 B 2000 GS Carrera GT
356のカレラ2をベースに開発された競技専用モデルが356B 2000 GS。ノーズ部分を成型し直すとともにルーフラインも少しだけ延長するなど、徹底的に空力が追求されている。2リッターの水平対向4気筒を搭載。1963年のタルガ・フローリオで3位入賞を果たしている。IMG_1418_1963_Porsche_type_356_B_2000_GS_Carrera_GT

・1969 Porsche type 908/02 Spyder
1969年のタルガ・フローリオにワークスチームから参戦、優勝を果たすとともに、同年のマニュファクチャラーズ選手権を勝ち抜く原動力ともなった2座のオープンスポーツが908/02スパイダー。350馬力を絞り出す3リッターの水平対向8気筒を搭載していた。IMG_1425_1969_Porsche_type_908・・2_Spyder

・1970 Porsche type 908/03 Spyder
917が主戦マシンのとなった1970年シーズン、コースがタイトなタルガ・フローリオに向けて、前年の908/02をベースに開発され、見事優勝を飾ったマシンが908/03スパイダー。エンジン直後にミッションをマウント、その後方にデフを置いて重量配分を改善していた。IMG_1445_1970_Porsche_type_908・・3_Spyder

・1973 Porsche type 911 Carrera RSR
世界メーカー選手権に名を変えたスポーツカー選手権に市販車ベースの911カレラRSRで挑んだ1973年シーズン。途中から3リッターの水平対向8気筒エンジンに載せ替えGTではなくプロトタイプクラスとして出走。タルガ・フローリオでは見事優勝を飾っている。1973_Porsche_type_911_Carrera_RSR_IMG_1453

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