・1963 Porsche type 356 B 2000 GS Carrera GT 356のカレラ2をベースに開発された競技専用モデルが356B 2000 GS。ノーズ部分を成型し直すとともにルーフラインも少しだけ延長するなど、徹底的に空力が追求されている。2リッターの水平対向4気筒を搭載。1963年のタルガ・フローリオで3位入賞を果たしている。
・1970 Porsche type 908/03 Spyder
917が主戦マシンのとなった1970年シーズン、コースがタイトなタルガ・フローリオに向けて、前年の908/02をベースに開発され、見事優勝を飾ったマシンが908/03スパイダー。エンジン直後にミッションをマウント、その後方にデフを置いて重量配分を改善していた。
・1973 Porsche type 911 Carrera RSR
世界メーカー選手権に名を変えたスポーツカー選手権に市販車ベースの911カレラRSRで挑んだ1973年シーズン。途中から3リッターの水平対向8気筒エンジンに載せ替えGTではなくプロトタイプクラスとして出走。タルガ・フローリオでは見事優勝を飾っている。