EV化されたあの伝説のマシン、オートバックスで販売スタート!

国内販売強化のための販売提携!?

 京都大学のベンチャーとして、京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーで2010年に「グリーンロードモータース(当時)」という社名で誕生したGLM(2014年4月に社名変更)は、90年代に登場した幻のスポーツカー「トミーカイラZZ」とトミーカイラの資産を活用して、その「トミーカイラZZ」をEVとして復活させている。

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GLMtommykairaZZ0012012年10月には国内認証を取得。2013年から予約受付を開始し、グランフロン ト大阪ナレッジキャピタルにショールームをオープン、そして東京・ 赤羽橋にもエキシビジョンブースを開設している。

GLMtommykairaZZ002そのEVのトミーカイラZZは、オリジナルのトミーカイラZZとは大きく異なっている。オリジナルのトミーカイラZZのコンセプトを引き継いではいるものの、現在の車両の規定に合わせていくうちに、シャシーからすべてやり直すこととなった。デザイナーも、オリジナルのZZをデザインした由良卓也さんではなく、トミーカイラがZZに続くオリジナルカーとして販売を予定していたZZ IIのデザインを担当した西田典幸さんが担当している。

GLMtommykairaZZ003車両は、2人乗りの2ドアオープンカーで、ルーフもサイドウインドウもない。1充電当たりの航続可能距離は120km。その出力は225kW(305ps)/415Nm(42.3kgm)となる。車両重量は850kgに抑えており、0-100km/h加速は3.9秒をたたき出す。シャシーは、バスタブ形状のメインフレームと前後サブフレームから成り、モーターをミッドシップに配し重量配分の優れた車体となる。サスペンションは、前後ダブルウィッシュボーン方式を採用している。

  

 車両価格は800万円(税抜き)。エコカー補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業)対象車で最大85万円が補助される。

 現在のGLM Web サイトを通した直接の販売のみだったわけだが、販売強化に向けた業務提携ということで、今回全国にオートバックスを展開しているオートバックスセブンと販売契約を締結。2016年1月18日からスーパーオートバックス東京べイ東雲店(東京都江東区)でも見積・販売・引き渡しを行なうという。また、試乗も可能で、試乗予約の申し込みはオートバックスの公式サイト「autobacs.com」にて受け付けるという。

 以前、トミーカイラZZ IIをオートバックス・スポーツカー研究所(ASL)がRS-01に仕立て、またトミーカイラZZをベースにしたガライヤを製作(どちらも実際の販売までは至っていないが)していたが、再びそういったコラボレーション計画が立ち上がる可能性も無いともいえない。というのも、GLMの小間裕康社長はGLM設立当初より、完成車両としてのトミーカイラZZの販売だけでなく、プラットフォーム単体での販売も視野に入れていると発言していた。つまり、このオートバックスとの提携で同じプラットフォームを使用しつつ、違う車両を製作ということも考えられる。というか、そういった展開を期待したい。

  

  

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