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土屋圭市と鈴木亜久里の熱き友情から生まれた黄金コンビ (1/3ページ)

土屋圭市と鈴木亜久里の熱き友情から生まれた黄金コンビ

一大決心でトヨタを離れたが、シートがない!

 現在、ARTA(オートバックス・レーシング・チーム・アグリ)のエグゼクティブ・アドバイザーとして、スーパーGTのGT300クラス監督を務める土屋圭市さん。チーム代表の鈴木亜久里さんとは、ビジネスパートナーであり、盟友でもある。00GT-ARTA.04

「アグちゃんがF1で走っている頃、オレはテレビでF1解説をやっていた。それまでは同じレースの世界にいるから、知ってはいたけど話すほどじゃない仲だね。そんなときF1のヨーロッパラウンドでアグちゃんが『圭ちゃん、オレF1辞めたら日本に帰るから、そうしたら一緒にレースやろうよ』って言う。あまり話したこともなかったし、テレビカメラが回っている場所だったから、テレビ向けのリップサービスだろうって思ってたんだ。それがまともな初のコンタクトかな」 。

 その後、亜久里さんはF1を辞めて国内レースへと復帰。土屋さんも国内で活動を続ける。 「国さん(高橋国光さん)が1999年にレーシングドライバーを引退することになった。それでオレに『圭ちゃん、ウチのチームに帰ってきてよ』って泣きながら言うんだ。尊敬する国さんからそこまで言われたら断れない。オレは’98、’99シーズンとトヨタで契約していた。だからトヨタの関係各所に、『スミマセン、国さんからお願いされたのでトヨタを離れてホンダに行かせてください』って頭を下げて回ったんだ。

1999年はトヨタと契約、スープラでJGTCを闘っていた土屋さん。国さんの「圭ちゃん、帰ってきてよ」という言葉でトヨタからの離脱を決意する
1999年はトヨタと契約、スープラでJGTCを闘っていた土屋さん。国さんの「圭ちゃん、帰ってきてよ」という言葉でトヨタからの離脱を決意する

 それで1月に国さんのところにいったら、『えっ? もう服部くん(服部尚貴)と契約しちゃったよ。まさか圭ちゃんが本当に戻ってくるとは思わなかったから……』っていう。コッチも『えぇ!』だよね。トヨタの契約を断ったら国さんのところにもシートがない。レースができない、って本当に悩んだ」

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