国沢光宏が2016年の自動車業界を天気予報形式で解説![日本] (1/3ページ)

2016年の日本メーカーを天気予報形式で予測!

 自動車を取り巻く「おみくじ」は大きなふたつの要因で決まってくる。まず「全体の流れ」。直近の大きな変動といえば100年に一度といわれたリーマンショックだろう。台風や地震のようなもので、避けることなどできない。準備不足だったり、すでにギリギリの状況にあった企業は、こういった大きな変動を受けるとひとたまりもありません。ここにきて顕著になってきたISISに起因するEUの混乱や、中国のバブル崩壊なども自動車を巡る天気に大きな影響を与える。こればかりは予測が難しく、実社会での災害同様、サイバイバルできるだけの体力や備蓄をしておかなければならない。

〈トヨタ〉_img01

 2015年「晴れ]→2016年「晴れ」

「今後もしばらく好天が続く」 
トヨタ本家からやってきた高気圧は次第に勢力を増し、日本ばかりか世界中のトヨタディーラー近辺を好天にさせそうな流れになってきた。しかもこの高気圧、当面弱まる気配なし。これだけ広域の高気圧になると、高気圧の勢力範囲内で雷雨があったりするものの、全体からすれば微々たるもの。ただハイブリッド風は日本上空でのみ順風。北米で徐々に弱くなりはじめており、欧州方面も微風のままが続くでしょう。唯一の課題は、レクサス地方に発生している頑固なエルニーニョでしょう。そのため依然として北米と中国地方でしか晴れ間は見えていません。

〈ダイハツ〉common_0606011

 2015年「晴れ」 → 2016年「雨」

「軽自動車停滞前線が居座りの予報」
日本地域は長い間、軽自動車高気圧に覆われ晴天が続いていましたが、秋の到来で徐々にその勢力を弱めており、このまま停滞前線になるかもしれません。しばらく居座りそうな予報になってきました。東南アジア地方はトヨタの傘に守られ大きな天候の変化はないようです。ただ傘を忘れるとビショ濡れになりますので注意が必要になります。

〈富士重工〉

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 2015年「晴れ」 → 2016年「晴れ時々曇り」

「天候の急変に備えるといいでしょう」 
スバルの天気はリーマンショック以後、最高の状況になっている。とくにアメリカ地方の天気は素晴らしく、収穫は過去最高となりました。今後、さらにアメリカ地方の天候に向くような農作物の改良を続けており、収穫量は盤石といっていいでしょう。一方、アメリカ地方を離れた途端、天候は厳しくなります。日本地方の天気は曇り。日本特産品だったレヴォーグを欧州やアジアにも投入しますが、果たしてよい天気になってくれるでしょうか?  


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