【デトロイトショー2016】BMW Mシリーズ最小のM2クーペが誕生!

2002Turboオマージュの3リッター直6ツインターボMモデルが発進!

 アメリカ・ミシガン州デトロイトのダウンタウンにあるCOBOセンターで111日から開催された北米国際オートショー2016North American International Auto Show 2016、通称:デトロイトショー)では何台ものニューモデルが世界初公開された。

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 BMWブースの中央ステージに鎮座していたのが、量産車初のターボエンジン搭載車として歴史に残る名車「2002ターボ」だった。その横で世界初公開されたのが、M2クーペだ。ダイナミックなフロントフェイスの奥に抱える3.0L直列6気筒ツインパワーターボエンジンが、2002ターボ(1973年)の生まれ変わりであることをデトロイトでの展示は示している。BMWのMシリーズとして最小モデルとなるM2は、かつてコンパクトなMとして世界中のサーキットを席巻した初代M3(1985年)も彷彿とさせる。

 272kW(370PS)を発生する6気筒ターボのパワーを後輪に伝えるのは7速DCTで、リアデファレンシャルには駆動トルクの左右ベクタリングを実現する湿式他板クラッチシステムが組み込まれる。走りを支えるシャシーの特徴は、M4譲りのアルミ製の軽量フロント/リヤアクスル。ダークブルーに塗られたブレーキキャリパーはフロント4ポット、リヤ2ポット、ブレーキディスクは大径ドリルドタイプが与えられる。

 欧州仕様の0〜100km/h加速は4.3秒という瞬速ぶりだ。サーキットでの連続走行を考慮した大容量ラジエターやミッションオイルクーラーといった装備も、Mシリーズの末弟らしい。なお、デトロイトショーでのワールドプレミアと同時に日本への正規導入も発表された。日本でのメーカー希望小売価格は770万円(税込)と内容を考えれば、十分にバーゲンプライスだ。

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