正直ニャメていた! 冬場のエンジンルームに潜り込むネコ

意外に多かった 日産の「#猫バンバン プロジェクト」が話題に

 1月26日より特設サイトをオープンした、日産自動車の「#猫バンバン プロジェクト」が話題になっている。このプロジェクトは、毎年冬になると、寒さをしのぐために車のエンジンルームやタイヤの隙間に入った猫に気付かずエンジン始動をしたために、猫が犠牲になってしまうという事故が多発。そうした人猫ともに、悲惨な事故の未然防止のために、乗車前にボンネットをバンバンと軽く叩き、車体を揺らすアクションのことを、「#猫バンバン」というらしい。WEB CARTOP

「エンジンルームに潜り込むネコなんて、聞いたことがない」と思って、調べてみると、筆者が知らなかっただけで、決して珍しいことではないらしい。ネットで、「猫 エンジンルーム」と検索してみると、じつに多くの写真が見つかった。ネコ好きの人に話を聞いてみると、「猫は暖かい所と隠れる隙間を見つける天才なんです」とのことで、迷い込んだ猫に気付かず、エンジンをかけると、驚いた猫が、ファンベルト等に巻き込まれ、ケンシロウに秘孔を突かれた悪党のような惨劇に……。

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 JAFにも問い合わせてみたところ、冬場の冷え込む時期になると、「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」という相談・依頼が少なからずあるとのこと。ただし、どういう状態でJAFへ依頼する状況に至るかはさまざまであるため、ネコによるものが何件発生しているか、といった数字はカウントできていないらしい。「しかしながら、現場隊員にとってはいわゆる”あるある”な案件といえます」(JAF広報部)
さらに、不幸にも気付かず事故となってしまった際の対処法について尋ねてみると、「状況によるので、一概には申し上げられません。あまり深堀りしてしまうと、生々しい話になってしまいます……」(ベルトの全交換とエンジンルーム洗浄、クーリングファンの交換などが考えられる)。WEB CARTOP

 JAFでも、以前からツイッターで、「朝晩涼しくなりましたネ。ネコがエンジンルームに入りたがる季節です。エンジンをかけた途端!パニクッてベルトなどの回転部分に巻き込まれてしまいます。近所にネコが多かったら乗る前にボンネットをパンパンしましょう!!」と呼びかけていて、予防法としては、「#猫バンバン」を推奨。WEB CARTOP

 百均で売っている、トゲトゲの猫よけシート等を利用する方法もあるが、効果は「?」だ。 センサーで猫が来たことを察知すると、猫の嫌がる「超音波」を出して猫を撃退する「ガーデンバリア」が最も有効という情報もあるが……。

 最終的には、「自分だけは大丈夫」と思わずに、用心するのが肝要かと。アルミのボンネットやフェンダーだと、「#猫バンバン」は少し抵抗があるかもしれないが、近所で良く野良猫を見かける人は、ご注意あれ。

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藤田竜太 FUJITA RYUTA

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