【違反注意】非常停止帯に停めていい状況とは?

仮眠や携帯の通話で使うと違反!

 首都高や高速道路に設置されているのが非常停止帯。皆さんも見かけたことがあるだろう、路肩の部分が広くなっていて、停車できるようになっている部分を非常停止帯と呼ぶ。この非常停止帯はその名の通り、非常のときのみに使用というか、止めることができるもので、通常時の進入はダメ。止めた場合は道路交通法の「駐停車違反」や「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」などで、切符を切られることになる。違反うんぬん以前に、本当に非常事態に陥っている車両を妨害しかねないので注意が必要だ。

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非常停止帯の設置は「道路構造令の解説と運用」といった法律で設置が定められているもので、ある程度の間隔で置かれていて、路肩が狭い橋やトンネル内ではそれぞれ500メートルと750メートルを目安に設置されていたりする。

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では、非常時とはどういった状態か? 故障やパンク、事故の救助。さらに急な発病などであれば、非常時にあたるので問題はない。一方、よく見かける仮眠はダメ。あと、立ちションも! 急に眠気や尿意が襲ってきたから非常事態だ、そのまま走ったら危険だろう、というひともいるけど「運転時は健康に留意するのは運行者の義務」と定められているので、そもそも眠くなるぐらい疲れて運転してはダメなのだ。尿意も同じで、事前の管理が問われるので、トイレに行っていないこと自体が悪い。もちろん携帯電話での通話も社会的な非常時でもなく、個人の事情なので違反である。

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また高速道路上のバス停は、こちらも非常停止帯と同じ扱い。バスなんて滅多に来ないし、広くて邪魔にもならないから大丈夫だろうと思うのか。実際に昼あたりにはけっこうな台数のクルマが止っている(たぶん昼寝だろう)。定められた路線バスと緊急車両以外は進入は禁止となっているので、注意してほしい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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